SDGs

世界経済を変える!?女性の社会進出で人材不足を解決!

国際的にジェンダーの問題や、環境の問題が注目をされています。

その中でも、日本が直面している問題の一つが女性の社会進出です。

女性の活躍は、世界中で期待がされており、経済に大きな影響をもたらすと言われています。

それでは、この課題に対して、日本ではどのような取り組みが行われているのでしょうか?

過去の歴史から現在の経済が抱える女性の社会進出に関する問題を見ていきましょう。

女性の社会進出の歴史とは?

日本女性の社会進出はどのように進展してきたのでしょうか?

実は、男女平等を唱えるようになったきっかけは戦後までさかのぼるのです。

その時代は、男女の権利平等への動きが活発になり、多くの人が声をあげました。

日本だけではなく、世界の歴史も合わせて知ることで、より深く日本女性の社会進出の流れがわかります!

女性の社会進出はいつから?

日本国内で女性の社会進出が具体的に進んだのは、太平洋戦争後だと言われています。

きっかけとなったのは、アメリカが日本の法整備に参入し、男性を上位とする「家制度」が撤廃されたことです。

そして、男女平等を支持する民主主義国家へ歩みを始めたことも大きな要因の1つです。

1945年には女性が参政権を取得し、教育面でも男女共学の導入が行われました!

一気に女性の地位が男性に近づいていることがわかりますね!

世界と日本の女性社会進出

そして、世界で大きな変革のきっかけとなったのは、1975年に国際連合によって開催された「国際婦人年会議」です。

この各国の政府代表が集まった会議において、「女性の平等と発展と平和への貢献に関するメキシコ宣言」が発表され、更に、国際婦人年の目標達成のための世界行動計画が採択されました。

この国際的な動きは、日本にも大きな影響を与えました。

男女平等を実現するために、教育、雇用、育児、家庭、老後など、11の重点項目がまとめられ、具体的な取り組みが始まりました。

その結果、1985年に「男女雇用機会均等法」が制定されたのです。

「男女雇用機会均等法」は募集・採用から勤務環境はもちろん、定年・退職まで、労働に関する男女平等を網羅する法律として位置付けられました。

戦前の日本では想像がつかなかったような環境が、世界各国と足並みを揃えるようにして、一気に変化していったことがわかりますね!

女性社会進出のメリットと影響

ところで、女性が社会進出をすることでどのようなメリットと影響があるのでしょうか?

もちろん、一人一人の女性が社会的地位を得やすくなることで一個人のメリットがあるのは想像がつきますが、それと同時に日本経済全体にもたらすメリットも大きいと考えられています。

それでは、具体的に社会経済に与えるメリットと影響を見ていきましょう。

①経済成長の促進

実は、現代の日本、そして他の先進国でも、経済成長率が減少傾向にあることが問題視されています。

その原因とされる要因はこの3つ。

・少子高齢化

・需要不足、貯蓄増加(=デフレ)

・産業のIT化、技術革新の停滞

この経済成長を停滞させる3つの要因は「人材不足」という共通の問題から生まれます。そこで、期待されるのが女性の社会進出というわけなんです!

家庭の環境や、労働条件によって「働きたいけど働けない!」という女性が多く存在します。しかし、もしそのような女性たちが働くことができるように社会的な環境を整え、法整備をすれば、一気に人材不足の解消が可能となるのです。

②企業の生産性アップ

長らく日本社会では、出産や育児により退職する可能性が高い女性を雇用することは、企業にとってデメリットであると考えられてきました。

しかし近年では、その考え方に変化がでてきました。

経済産業省のデータによると、女性が社内で活躍することを推進している企業の方が、そうでない企業よりも高い利益率をあげていることがわかっています。

以前は、敬遠されがちだった女性の雇用ですが、なぜ利益率アップの理由となっているのでしょうか?

それは、女性にとって働きやすい環境を整えることによって、従業員全体の労働環境の改善が見込まれるからです。

女性が働きやすい職場環境をもつ企業は、男女間の勤続年数の差が小さく、また、再雇用制度があるため、結果として女性管理職比率が高くなります。女性管理職が増えることで、その下で働く女性は更に働きやすくなります。

このような好循環が社員一人一人に広がっていくことで、社内全体のワークライフバランスが整い、生産性アップにも繋がるんですね!

引用元:経済産業省

https://www.meti.go.jp/intro/data/hishyoka20150130.html

SDGsと女性の活躍

女性の活躍を推進することは、経済に良い影響を与える可能性があることがわかりました。しかし、まだまだ課題は多く残されています。そのため、SDGsでも女性の社会進出に関する目標が掲げられています。

SDGsと女性の活躍推進

女性の社会進出とSDGsはとても密接な関係にあります。

SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」では、働く人の権利や労働環境に関して言及がされており、その中には女性の経済への進出も含まれています。

特に目標8を細分化した項目では、女性の社会進出に密接した内容が言及されています。

8-1:各国の状況に応じて一人当たり経済成長率を持続させる。

8-5:2030年までに若者や障がい者を含むすべての男性および女性の完全かつ生産的な雇用および人間らしい雇用ならびに同一労働同一賃金を達成する。

引用元:一般社団法人 日本SDGs協会

https://japansdgs.net/target08/

まとめ

過去を振り返ると、現代まで世界で男女平等の課題に積極的に取り組んできていることがわかりましたね!

ただ、更なる発展が必要な課題でもあります。SDGsでも男女平等の取り組みがあり、今後の各国の活動に期待したいですね。

女性の社会進出が進めば、個人、企業、経済に好循環をもたらすことができます。

私たち一人一人が女性の活躍を応援することで、好循環の輪が社会全体に広がる様に取り組んでいきたいですね。

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フェアトレードとは?必要性や歴史をわかりやすく解説!

SDGsに貢献すると注目されている「フェアトレード」。

何となく言葉から想像するものがありますが、実際はどんなものなのでしょうか?

どうして必要なのか、歴史についても気になります!
今回はフェアトレードとは何なのか、必要性や歴史をわかりやすく解説していきます。

フェアトレードとは?基準はある?

まず最初に、フェアトレードとは何なのか、基準やSDGsとの関係をご紹介します。

フェアトレードとは

フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」のことです。

世界では、経済的に豊かな国と貧しい国が貿易を行った際、力関係の差で豊かな国が得をし、貧しい国が損をする、という貿易が存在します。

そんな不公平な貿易はやめて、公平な貿易を行おうという取り組みがフェアトレードなのです。

フェアトレードには、国際フェアトレードラベル機構が定める「国際フェアトレード基準」と呼ばれる基準があります。

その基準の原則は、「経済的」「社会的」「環境的」の3つに分けられます。

詳細は以下の図表をご覧ください。

https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_standard.phpを参考)

経済的基準には、生産者が経済的に損しないように「最低価格の保証」や「必要に応じた前払い保証」などが含まれています。

また、社会的基準には、主に労働環境を中心とした項目が目立ちます。

労働環境や児童労働、差別の禁止まで、幅広く労働環境を守る内容です。

最後の環境的基準には、農薬などによる人的被害や環境汚染がないように、「農薬・薬品の使用削減と適正使用」「土壌・水源・生物多様性の保全」という項目が含まれています。

力の弱い国が損をしないよう、さまざまな視点で基準が設けられていることがわかりますね。

SDGsに大きく貢献

このフェアトレードは、SDGsにも大きく貢献しています。

当てはまると考えられる目標は以下の8つです。

「目標1 貧困をなくそう」
「目標2 飢餓をゼロに」
「目標5 ジェンダー平等を実現しよう」
「目標8 働きがいも経済成長も」
「目標12 つくる責任つかう責任」
「目標13 気候変動に具体的な対策を」
「目標16 平和と公正をすべての人に」
「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」

「目標1 貧困をなくそう」「目標2 飢餓をゼロに」は、貧しい国との貿易を公平・公正に行うことで経済的に潤い、貧困や飢餓の減少が期待できるからです。

「目標5 ジェンダー平等を実現しよう」「目標8 働きがいも経済成長も」は、フェアトレードによって良い労働環境が増え、女性の地位向上に貢献、さらに働きがいや経済成長も促されるため、当てはまります。

また、フェアトレードは環境に配慮された生産が原則のため、「目標12 つくる責任つかう責任」「目標13 気候変動に具体的な対策を」もクリアできます。

「目標16 平和と公正をすべての人に」はフェアトレードの目的そのものですし、フェアトレードは国内外で拡がりを見せており、今後も拡がっていくことから「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」にも該当することがわかります。

フェアトレードが世界的にもっと拡がれば、SDGsの目標がどんどん達成されることが期待できますね!

フェアトレードはどうして必要なの?

さて、ここまででフェアトレードとは何なのか、SDGsにも貢献する取り組みであることがわかってもらえたと思います。

では、どうしてフェアトレードが必要なのでしょうか?

それは過去に数多くのフェアではないトレード(不公平な貿易)が行われてきていたからです。

例えば、経済的に豊かでない開発途上国が生産者となるコーヒー豆も、不公平な貿易がよく行われる輸入品です。

私たちが考えるモノの取引は、売り手が商品の価格を決めるというイメージだと思います。

しかし、実際は、生産している国ではなく経済的に豊かな先進国が商品の価格を決めます。

その価格は世界情勢によって高騰したり暴落したり、激しく変動します。

さらに、間に中間業者が入ることで、生産者の手元に残るお金がとても少なくなってしまうのです。

経済的な部分だけでなく、人手不足による労働環境の悪化、児童が働かなくてはいけない状況、輸入国が定めた農薬による被害など、生産国側が損をする貿易が数多くありました。

そこを解決するために、フェアトレードが必要となったのです。

フェアトレードの歴史は?いつから始まった?

では、そんなフェアトレードはいつから始まったのでしょうか?

最近よく耳にするようになった言葉ですが、じつは結構前から行われてきた取り組みでした。

フェアトレードの始まりは、1940年代後半のアメリカでNGOが女性たちの作った手芸品を販売したことからだと言われています。

その頃はフェアトレードという言葉はなく、「オルタナティブ・トレード」(Alternative Trade、もうひとつの貿易)と呼ばれ、チャリティーの意味合いが大きかったそうです。

オルタナティブ・トレードは国を超えて拡がっていき、1970年代には開発途上国の生産品を公正に輸入するという形に変わっていきました。

そして、名前もフェアトレードと呼ばれるようになりました。

日本では、1974年に東京の「シャプラニール」というNGO団体が、洪水被害にあった女性たちの作った手工業品を日本で販売したのが始まりです。

急激に増えたのは、2000年以降。

SDGsの登場で注目を集めたことで、さらに増え、現在はスーパー、コンビニなど身近な場所でフェアトレード製品を購入することができます!

フェアトレードという言葉が浸透し始めたのは最近ですが、じつは長い歴史のある取り組みだったのですね。

まとめ

今回はフェアトレードとは何なのか、必要性や歴史をわかりやすく解説しました。

フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」のことで、SDGsの目標には8つも当てはまる取り組みです。

「経済的」「社会的」「環境的」の3つの基準があり、いろんな視点から公正な取引を考えていることがわかりました。

これまでに不公平な貿易が数多く行われてきたからこそ、これからの世界でのフェアトレードの増加は必要不可欠です。

フェアトレードは歴史が長い取り組みですが、まだまだ一般的になっていないのが現状です。

私たちが興味を持ち、知ることで、フェアトレードへの注目がもっと高まり、多くの生産者が平等な報酬、快適な労働環境などを得ることができればいいですよね!

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フェアトレードの仕組みとは?メリット・デメリットも合わせて解説!

人にも環境にも優しい「フェアトレード」。

日本でも拡がりつつありますが、まだその仕組みを説明できる人は多くはありません。

今回はそんなフェアトレードの仕組みについて、わかりやすく解説!さらに、メリットとデメリットも合わせてみていきましょう。

最後には、フェアトレードについて私たちができることもご紹介しますよ!

フェアトレードの仕組みとは?

では早速、フェアトレードの仕組みについて解説していきます。

フェアトレードとは、「公正・公平な貿易」のことを指します。

これまで、開発途上国は先進国と取引きを行う際、輸入価格や労働環境で損をすることが多々ありました。

そのため、経済的に豊かではない開発途上国がずっと貧しく、経済的に豊かな先進国がますます豊かになる、という図式ができあがっていました。

これでは開発途上国の貧困問題は一向に解決しないと危惧し、世界的に開発途上国が損をしないフェアトレードの取り組みが始まったのです。

ここからはフェアトレードの仕組みをご紹介します。

最低価格を保証

フェアトレードは、製品の最低価格を保証しています。

例えば、開発途上国で作られるコーヒー豆は、先進国のニューヨークやロンドンなどで市場価格が決められ、情勢によって高騰したり暴落したりします。

価格が暴落してしまったら、生産にかかる費用よりも製品代金が下回り、生産者にとって大きな赤字となります。

しかし、フェアトレードは最低価格の保証がされているため、暴落後も低いながらも一定の報酬を得ることができます。

また、逆に高騰した場合、フェアトレードでも同じく価格は高騰し、高い報酬を得られるのです。

生産者にとって、とても有難い仕組みですね!

奨励金の設定

最低価格の保証だけではありません。

フェアトレードには、「フェアトレード・プレミアム」と呼ばれる奨励金の設定もあります。

この奨励金は製品代金とは別に、仕入れ側から生産者へ渡るお金で、製品を購入する人や輸入する人、輸出する人が負担しています。

このお金は、生産者が機器の購入や設備の充実など、自由に使用することができます。

この奨励金の設定は、生産者が経済的に不利にならないようにする大切な仕組みなんですね。

フェアトレードは経済的に公平なだけでなく、労働や環境問題に対しても公平な貿易です。

これまでは、先進国が開発途上国に辛い労働を強いたり、有害な農薬の使用を指定したり、生産者が損をする取引きが行われてきました。

しかし、フェアトレードでは、例えば、労働時間を1日8時間と定めたり、農薬の使用量を制限したり、そういった部分でも生産者が損をしないように配慮されています。

国際フェアトレード認証

フェアトレードの仕組みはわかりましたが、それらを客観的に判断してくれる機関はあるのでしょうか?

じつは、フェアトレードには開発途上国が公平な条件で取引されていることをチェックする認証制度があります!

それを「国際フェアトレード認証」と言います。

この認証は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)に基づいて、行われています。

認証製品には、国際フェアトレードラベルがつきます。

このラベルがついていれば、ちゃんと認証を受けたフェアトレード製品ということですね!

フェアトレードで得られるメリットは?

フェアトレードは生産者にとってメリットの多い取引ですが、じつは消費者、さらに地球にとっても良い仕組みなんです。

ここからは、フェアトレードで得られるメリットについてご紹介します。

生産者にとってのメリット

まずは生産者にとってのメリットです。

前述してきた通り、生産者にとっては経済的に安定できるという大きなメリットがあります。

それだけでなく、労働や環境問題についても守られています。

消費者にとってのメリット

続いて、消費者にとってのメリットは、質の良い製品を購入できることです。

フェアトレードによって収入が安定した生産者は、支援者の協力から高品質な作物の作り方を学びます。

また、環境に配慮して農薬使用量を制限して作られるため、人間の体にも安心安全な製品ができあがります。

さらに、フェアトレード製品を購入することでSDGsに貢献することもできます。

自分の行動が多くの人のためになると思うと、気持ちがいいですよね〜

これらは消費者にとっても大きなメリットと言えますね!

地球にとってのメリット

また、地球にとっても、環境に優しいというメリットがあります。

それは、農薬の使用量を制限するなど、環境保全の部分からわかります。

生産国の環境保全は、地球全体の環境保全にも繋がりますよね!

フェアトレードにはデメリットもある?

良いことずくしに見えるフェアトレードですが、じつはデメリットも考えられます。

それは、消費者や仕入れる企業側にかかるコスト面です。

フェアトレードの製品は、性格上、どうしても価格が高くなります。

また、仕入れる企業としてもコストが高くなってしまいますよね。

日本は特に、安いものが正義、みたいな風潮があるため、価格が高くなってしまうフェアトレード製品は避けられてしまう傾向があるかもしれません。

フェアトレードで私たちにできること

では最後に、フェアトレードで私たちにできることをご紹介しましょう。

まずは、フェアトレードについて知ることです。

先ほど紹介した通り、フェアトレード製品は高いという部分がデメリットでした。

しかし、フェアトレードの意味や仕組み、どうして必要なのか、生産者の生活などを考えると、多少高くても購入したいなという気持ちが出てくると思います。

私たちみんなでフェアトレードを理解し、それに見合った価格で購入しましょう!

また、それを周囲に知らせることも大切です。

日本はまだフェアトレードの認識が低く、製品も普及していません。

フェアトレードを知らない人たちに、ぜひ教えてあげましょう!

まとめ

今回はフェアトレードの仕組みについて、わかりやすく解説し、メリットとデメリットも合わせてご紹介しました。

フェアトレードは「公正・公平な貿易」のことで、取引の最低価格を保証し、さらに奨励金を受け取れる仕組みで、生産者が損なく取引きすることができます。

生産者だけでなく、消費者は質の良い製品が手に入ること、環境に優しいことなどのメリットがあります。

デメリットはコストが高いことですが、フェアトレードについて理解すると多少高い金額でも納得できるのではないかと思います。

まずは、フェアトレード製品を手に取ってみましょう!

その行動で多くの生産者が公平な報酬を得るのなら、私たちも嬉しいですよね!

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ジェンダーレストイレとは?日本と海外を比較!2024年の現状は?

昨今では、ジェンダーレスの考え方が広まっています。

ジェンダーレスの考え方が広まるにつれ、既存のトイレだけではなく、ジェンダーレスを取り入れたトイレが国際的に設置されています。

ジェンダーレストイレは、日本や海外でどのように取り組みが行われているのでしょうか。

現在、問題視されている課題点も合わせて見ていきましょう。

ジェンダーレストイレとは何か:理解と知識を深める

ジェンダーレスとは、男性・女性といった性別の考え方に捉われない考え方を意味します。

「LGBTQ」などが代表的な例です。

LGBTQは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング、クィアの5つの頭文字から作られた言葉です。

ジェンダーレストイレとは、ジェンダーレスに利用ができるトイレです。

つまり、性別に関わらず利用ができるトイレを意味します。

「ジェンダー」「トランスジェンダー」など、ジェンダーレストイレを理解するための用語解説

ジェンダーレストイレを理解するためにもジェンダーレストイレに関わる用語をご紹介します。

・ジェンダー

生物学的な性別(セックス)ではなく、社会的、文化的に形成される性差を指す言葉です。

・ジェンダー・バイアス

社会的、文化的に形成される性差や男女の役割などに対する固定的な思い込みや偏見、差別のことです。

・ジェンダーレス

社会的、文化的な性差をなくすことです。

・ジェンダーフリー

誰でもジェンダーによる区別を受けることがなく、個々が自由に能力を発揮したり、選択したりできることです。

ジェンダーレストイレの問題点と改善の提案:不安や課題を解明

一見すると現代的で多様性に長けているジェンダーレストイレ。

しかし、誰でも気兼ねなく利用ができるという便利さを持つ一方、さまざまな課題も表面化しています。

ジェンダーレストイレの問題点:待ち伏せやプライバシーの侵害について

ジェンダーレストイレ設置の最も大きな課題とされているのが、プライバシーの問題です。

誰でも気兼ねなく利用することができる反面、誰でも利用ができるために他者との距離が密接になってしまいます。

そのため、不安感を抱く方が多くいるのが現状です。

また、日本ではあまり問題視はされていませんが、国際的に見ると宗教や文化の問題も挙げられます。

宗教によっては、性別の考え方はとても厳しく、密接に接することを厳しく禁じている宗教もあります。

そのような宗教とジェンダーレストレイが混じり合うことは、かなり困難かもしれません。

安心のための対策

上記でご紹介したプライバシーに関する課題の改善策として取り入れられているのが、設計によるプライバシーの確保です。

一つ目は、トイレ内の動線を両通行にするのではなく、入口と出口を決めて一方通行にする方法です。

そうすることにより、他人とのすれ違いや顔合わせを減らすことが可能です。

二つ目は、意図的に死角を作り、個室に入室したことを他者から見えにくくする方法です。

また、一部施設では個室の入室情報が事前に分かるシステムが導入されており、個室前で待機しなくて済む設計が施されています。

ジェンダーレストイレの現状

ジェンダーレストイレの意味と課題点をご紹介しました。

それでは、日本と海外では、具体的にどのような取り組みが行われているのでしょうか?

事例をあげてご紹介します!

日本でジェンダーレストイレが設置されている場所

それでは、具体的に日本国内のどこにジェンダーレストイレが取り入れられているか見ていきましょう。

・渋谷ソラスタ

引用元:TOTO株式会社

https://jp.toto.com/com-et/jirei/2058/pdf/2058.pdf

男性トイレ、女性トイレはもちろんですが、オールジェンダートイレも設置をしており、利用者が利用したいトイレを選ぶことができるようになっています。

・LIXILオルタナティブ・トイレ

引用元:LIXIL株式会社

https://www.lixil.co.jp/ud/publictoiletlab/future/alternative/

オルタナティブトイレとは、全てを男女共有にするのではなく空間設計を駆使してエリア別、状況別に男女共有のトイレを実現する方法です。

また、老人や車椅子利用者にも配慮がされており、性別のみではなく身体的にも配慮がされています。

海外でジェンダーレストイレが設置されている場所

日本と比較して、海外ではどのようなジェンダーレストイレが設置されているのでしょうか。

実際の事例を見ていきましょう。

・AMERICAN FOLKART MUSEUM

アメリカの美術館内にあるトイレであり、「誰でも利用ができる」と看板があるトイレです。

個室の中には小便器と大便器の両方が設置されています。

ジェンダーレストイレなのに、小便器が設置されている理由は、節水と気軽に利用を促すための意図があるようです。

引用元:Dresser Johnson

https://www.linkedin.com/pulse/pictograms-signage-american-folk-art-museum-kevin-dresser

・Whitney Museum

こちらも、アメリカの美術館に設置されているジェンダーレストイレです。

このトイレの特徴は、看板にピクトグラムというトイレマークを使用せずに、文字だけで看板を表示していることです。

これには、マークなどの抽象的な表現を避けて直接的な表現をするべきである、という意味が込められています。

引用元:Artnet News

https://news.artnet.com/art-world/brian-boucher-10-things-you-should-be-excited-about-at-the-new-whitney-museum-291664

まとめ

ジェンダーレストイレは、現代の考え方に合わせた新しい取り組みである一方、地域性や文化背景による課題や、プライバシーの保護に対する問題が存在します。

マイノリティの人も、そうでない人も、心地よく利用できるトイレの設計に今後も様々な工夫がされていくことでしょう。

今後は、日本でも目にする機会が増えそうです。

みなさんは、ジェンダーレストイレに関してどう思われますか?

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日本の大きな課題!ジェンダーバイアスとは?日常の例と取り組み

ジェンダーレスやジェンダーレストイレ、そしてジェンダーバイアスなどさまざまなジェンダー(=性別)に関わる言葉が注目されています。

似た言葉ではありますが、ジェンダーバイアスとジェンダーレスは全く正反対の意味になります。

それでは、今後さらに加速すると思われるジェンダーに関する知識を身につけていきましょう!

ジェンダーバイアスとは

ジェンダーバイアスとは具体的にどのような意味なのでしょうか?

また、日本は現在どのようなジェンダーバイアスに関する課題を抱えているのでしょうか?

ジェンダーバイアスとは:基本的な意味と使用される場面

ジェンダーバイアスとは、ジェンダーの「性」とバイアスの「偏見」を合わせた言葉です。男性的・女性的といったジェンダーを基に社会的・家庭的地位や役割を固定的に捉えることを意味しています。

ジェンダーバイアスは、気づかない内に私たちの日常に溶け込んでいることがあります。

ジェンダーバイアスにともなう日本の現状

日本は、2023年に発表されたジェンダーギャップ指数において、日本はなんと125位…。

G7の国々の中では最下位という悲しい結果でした…。

なぜ日本のランキングはこんなにも低かったのでしょう?

それは、ジェンダーバイアスの問題において、政治参画がとても重要視されているからです。

世界で最もジェンダーレスが進んでいるアイスランドでは女性議員の割合が約50%であるのに対して、日本では約10%。その差は歴然です。

また、日本企業の管理職に着任している人の割合も男性が圧倒的に多いことが課題とされています。

※ジェンダーギャップ指数;世界経済フォーラム(WEF)が発表している男女格差を表す指数

引用元;世界経済フォーラム(World Economic Forum)

https://jp.weforum.org/

身近なジェンダーバイアスの例

それでは、ジェンダーバイアスは日常のどのような部分に現れているのでしょうか?

学校や会社はもちろんですが、家庭内にもジェンダーバイアスの事例があります。

意外と当たり前のように受け入れていた感覚がジェンダーバイアス的な考え方だったということに驚かれる方も多いかと思います。

それでは、シーン別に見ていきましょう!

学校や教育の現場に見られるジェンダーバイアス

教育現場では、文系=女性の得意分野、理系=男性の得意分野といった風に性別によって得手不得手を決める先入観が挙げられます。

昨今では、理系が得意な女性を「リケジョ」と呼ぶ風潮もありますが、このような言葉が生まれる背景にもジェンダーバイアスの影響があると言えます。

また、日本でよく見られる、体育や課外活動などの際に男女別で活動を進めたりすることもジェンダーバイアスの1つに挙げられます。

家庭や育児におけるジェンダーバイアス

育児において挙げられる例が、物の形や色のジェンダーバイアスです。

男の子が青色、女の子はピンク色というようなジェンダーによる代表的な色のイメージもジェンダーバイアスなのです。

色の問題は、トイレのマークでも顕著に現れています。

男性が青色のマーク、女性が赤色のマークで表現されているのは誰でも見たことがあると思います。

また、育児においても、女性が率先して行うものであるという考え方や、育児をする男性を「イクメン」と表現することも同様にジェンダーバイアスの一種です。

職場でのジェンダーバイアス

日本で最も問題視されていることは、政治組織に選出されている女性が少ないことです。

これは、政治や会社は男性が率先するものであるというイメージが長い歴史の中で定着したことが原因だと考えられます。

また、男性は営業職、女性は事務職を行うイメージや、女性は気配りが上手なためサービス業、男性は体力があるため建設業が得意であるというイメージもジェンダーバイアスの一例です。

ジェンダーバイアスの解消と取り組み

ここまで日常に溶け込んでいるジェンダーバイアスをご紹介してきましたが、

世界ではこの問題を改善するため、どのような取り組みをしているのでしょうか?

世界の事例とともに取り組みをご紹介します!

世界の先進例:アイスランドのジェンダーバイアス解消への取り組み

アイスランドで積極的に取り組まれているのは、育児に対する環境整備とジェンダーによる賃金格差の解消です。

性別に関係なく育児に育児に積極的に取り組むことができる環境を整えているアイスランドに対し、日本では、女性が育児休暇を取得し、男性は継続して働くという風潮が昔からあります。

その結果、日本の育児休暇取得率は10%未満であるのに対し、アイスランドでは70%以上と言われています。

また、アイスランドでは、1961年に「男女同等賃金法」が定められています。

さらに、政府組織の中に「ジェンダー平等センター」、「ジェンダー平等理事会」、「ジェンダー平等苦情委員会」といった組織が独立して設立されています。

そのため、ジェンダーバイアスの考え方を踏まえた法整備も行うことができ、男女の賃金格差解消への具体策になっています。

まとめ

ジェンダーバイアスの怖いところは、私たちが気づかない内に日常生活に自然に入り込んでいること、またイメージとして植え付けられてしまっていることです。

歴史や文化により、無意識のうちに私たちの考え方に溶け込んでしまっているのが怖いところ。

そんな特徴故に、ジェンダーバイアス問題をすぐに解決することは難しいかもしれません。

しかし、ジェンダーバイアスを日常から意識することで、あなたの日常の見え方が変わるでしょう!

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海外のSDGs教育事例に学ぶ、持続可能な開発までの道のりとは?

2015年に国連にて採択されたSDGsは、2030年を達成期限とする17のゴール、169のターゲットが定められています。

それらは、「持続可能な世界を実現する」という目標を達成するために細分化された内容です。

SDGsを実現するために世界ではどのような課題の解決に取り組んでいるのか。

また、日本はどのような取り組みを行うべきなのか。

SDGsの目標4の教育に注目して見ていきましょう!

SDGsと教育:世界と日本の取り組み事例の深掘り

SDGsには17の目標が設定されています。

その中で、教育に関する目標が4つ目の目標です。

SDGsによる教育の目標は具体的にどのようなことなのか。

また、現在先進国と発展途上国とそれぞれが直面する課題とはどのようなことがあるのか。

本章では、SDGsの目標4について詳しくご紹介します。

SDGsとは何か:教育目標SDGs4の解説

SDGsの4つ目の項目である「質の高い教育をみんなに」とは下記のことを指します。

すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

引用;一般社団法人 日本SDGs協会

https://japansdgs.net/target04/

2030年までにすべての男女が無償で初等・中等教育を修了することを第一の目標としています。

目標を達成するために具体的に10の目標が設定されています。

その中にはジェンダーによる差別や貧困の差を無くすことも含まれており、それらは教育の推進につながるとされています。

教育でSDGsを達成するための課題と解決策

課題は主に発展途上国の教育現場に目が向けられています。

日本では、あまり考えにくいことかもしれませんが南アジアや南アフリカでは、約5,800万人が初等教育(小学校)を受けられない現実があります。

原因はさまざまですが、深刻な貧困や紛争地域であることなどが大きな原因です。

現在は、学校がない地域に校舎を建設したり、紛争などで壊れてしまった校舎を改修することが推進されています。

また、教科書や学用品を無償化するよう政府に呼びかける運動が行われ、貧困の差に関わらず平等に教育を受けることができる環境づくりが行われています。

先進国の教育の質を高める

発展途上国のみでなく、先進国でも教育の課題はあります。

特に日本では、国際的な教育のつながりや世界への関心が乏しいとされています。

そのため、2020年以降からは新学習指導要領として、持続可能な社会の創り手の育成とグローバル化への対応を踏まえた取り組みが組み込まれています。

これは、日本国内のことだけに目を向けるのではなく世界の課題と日本との関係について学び、積極的に自らの問題として受け止め解決に向けて取り組める人材の育成につながるとされています。

その結果、将来的に持続可能な社会づくりを実現する人材を教育により育むことが目標です。

SDGsと教育の未来:持続可能な開発目標の実現にむけて

SDGsの目標4の達成に向けて、具体的に何が行われていて、日本の教育にどのような影響を与えているのかを見ていきましょう。

手遅れになる前に、将来の担い手である子供たちの教育をどのように推進するのかがとても重要です。

現在行われている日本の教育現場での取り組み、目標をご紹介します!

持続可能な開発のための教育:未来への投資

前章でご紹介した新学習指導要領が大きな未来への投資の一つです。

新学習指導要領の具体的な取り組みが、ESDです。

ESDとは、Education for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」という意味です。

ESDで目指すことは下記の通りです。

(1)持続可能な社会づくりの構成概念

  1. 多様性(いろいろある)

  2. 相互性(関わりあっている)

  3. 有限性(限りがある)

  4. 公平性(一人一人大切に)

  5. 連携性(力合わせて)

  6. 責任制(責任を持って)

(2)ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度

  1. 批判的に考える力

  2. 未来像を予測して計画を立てる力

  3. 多面的・総合的に考える力

  4. コミュニケーションを行う力

  5. 他者と協力する力

  6. つながりを尊重する態度

  7. 進んで参加する態度

引用;文部科学省ホームページ

https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm

これらを身につけることで、世界で起きている問題を自身の課題として捉え、解決に向けて積極的に行動する意識を持つ価値観への変容を引き出します。

達成可能な教育目標とそのための行動計画

では、具体的にどのような行動をすれば良いのでしょうか?

悩んだ際には、ユネスコ教育局が発表している行動計画を参考にしましょう。

持続可能な開発のための教育. ロードマップ

引用;UNESCO_

https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000384611

問題解決力や探究力を養うために、指導方法を改善することが重要です。

そのためにも、ESDを効果的に推進し学校経営方針や校内組織を整備して組織的に取り組むことが求められます。

教育は学校内だけで留まるものではなく、地域や企業とも連携を行い社会全体として持続可能な開発を実現するための教育が重要です。

まとめ

SDGsが発足された2015年から8年が経過しましたが、課題はまだまだあります。

しかし、何も解決できていない訳ではありません。

2020年以降にESDが組み込まれているように、発展途上国のみでなく先進国も課題の解決に向けて積極的に取り組みが推進されています。

発展途上国と先進国とでは、与えられている課題はそれぞれ違いますが、一人一人が自身の課題として考え行動することが求められます。

持続可能な開発に向けて、まずは現状を知り自分自身に何かできることがないのかを一度考えてみましょう!

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リスキリング補助金とは?全体像から対象まで解説!

実は、多くの企業がリスキリングを進めているってご存知ですか?

また、リスキリングにチャレンジしたい個人でも受けられる制度もあります。

スキルアップや知識向上を費用面でサポートしてもらえるのであれば、もっと取り組みやすくなりますよね!

今回は、リスキリング補助金について解説!

全体像から実際活用できる補助金・助成金までご紹介しますので、「リスキリングって何?」という方もぜひチェックしてください!!

リスキリング補助金の全体像

リスキリング補助金について理解していくなら、「リスキリング」の意味から知っておきたいところ。

まずは、リスキリングとは?というところから補助金についての概要をチェックしていきましょう!

リスキリング補助金とは?

そもそも「リスキリング」とは、職業や業務に関連した新しいスキルや知識を習得することを指します。

主な目的は、従業員のキャリアアップや企業の生産性向上です。

また、急激に進む技術革新やビジネスモデルの変化に対応するため、という背景があります。

リスキリングを助け、促進するための動きとして、リスキリング補助金があるのです。

補助金・助成金・給付金の違い

補助金以外にも、助成金や給付金と呼ばれるものもあって、「どれが受けられるの?」と悩む方もいるのでは?

それぞれの違いは以下の通りです。

補助金:国や地方自治体の制作目的のために予算を組んで交付するもの。目的は政策実現のためであり、使用用途は限られている。また、申請しても必ず受けられるとは限らない。

助成金:国や地方自治体が支給するもの。審査はなく、要件を満たしていれば受けられるが、厳しい条件の場合もあるので注意。

給付金:国や地方自治体が個人や事業主に支給するもの。

補助金や助成金の対象は企業ですが、給付金は個人が申請できるものがあります。

また、共通点としては、それぞれ「国」「地方公共団体」「民間団体」から支給されるものなので、返済の必要はありません。

リスキリング補助金の対象や事業者への影響

続いて、リスキリング補助金の対象について深掘りしていきましょう。

また、事業者への影響はあるのかについてもまとめました!

対象となる個人や企業、事業者

リスキリング補助金の対象は、受けるコース・研修などによって細かな違いは出てきますが、大きくは以下のようになっています。

個人:雇用保険に2年以上加入している人(過去にハローワークの教育訓練給付金を受給している場合は3年以上)

企業や事業者:雇用保険適用事業所の事業主

満たす必要のある条件については、あらかじめリサーチしておくと申請の際に慌てずに済みますよ!

実際の補助金活用事例

リスキリング補助金の事例は、東京はもちろん、地方でも広がりを見せています。

ここでは以下の事例をご紹介!

・東京都「DX人材リスキリング支援事業」:集客や売り上げでさまざまな問題を抱える企業を対象に、学習プログラムを無料で提供。知識やスキル習得の他、モチベーションキープや実践力強化の支援も受けられる。

・若年者等人材育成支援事業補助金:仕事に活かせる資格・免許の取得サポートを目的とした制度。資格取得や研修にかかる費用が一部補助される。市内の企業に若者が定着してくれるようにといった背景から生まれた制度でもある。

・若年女性に魅力ある職場づくり加速化事業費補助金:対象は若い女性が働きやすいような環境・職場づくりを行う企業。社内・外部研修にかかった費用も対象として補助金が支給される。

上記以外にも、リスキリング補助金の事例はさまざまあります。

住んでいる地域によって受けられる補助金は異なるので、気になる方は市区町村のホームページをチェックしてみましょう!

リスキリング補助金の影響とは?

リスキリングの取り組みには、嬉しいことだけではなく以下のような懸念事項もあります。

・費用がかかる場合もある

・習得したスキルが活かせない場合もある

・従業員のストレスの原因になる可能性がある

・取り組みが長期化しがち

ただ、このような不安要素はあるものの、それ以上にパフォーマンスやモチベーションの向上、収入アップなどが期待できますよね。

さまざまな視点を考慮してからリスキリングに取り組むと、いい結果に繋がるのではないでしょうか。

個人が対象のリスキリング補助金・助成金

ここからは実際の制度をチェックしていきます。まずは個人が対象のリスキリング補助金・助成金をご紹介します。

教育訓練給付金制度

厚生労働大臣が指定する一部の教育訓練を終了した際に、一部の費用サポートを受けられるのが、教育訓練給付金制度です。

個人事業主や会社員などが、自分のキャリアアップやスキルアップのために利用できます。

受講できる講座や資格はおよそ14,000講座!

IT系スキルや看護師や保育士などの医療・社会福祉系、専門サービス系など幅広い種類が対象となっています。

活用したい講座も見つけやすいのではないでしょうか。

公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成

IT系スキルの取得を目的にした場合は、「公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成」という制度が利用可能です。

デジタル分野のコースを受講し、条件をクリアしていれば、月額10万円の職業訓練給付金がもらえます!

企業が対象のリスキリング補助金・助成金

続いて、企業が対象のリスキリング補助金・助成金をチェックしていきましょう。

人材開発支援助成金

企業や団体が従業員にスキルや知識を取得させる場合もありますよね。

そのために訓練した場合の経費や、実施期間の賃金の一部をサポートしてくれるのが、人材開発支援助成金です。

以下のように複数のコースがあります。

・人材育成支援コース

・教育訓練休暇等付与コース

・人への投資促進コース

・事業展開等リスキリング支援コース

それぞれ概要・条件など異なるので、申請前には必ずチェックしましょう!

DXリスキリング助成金

公益財団法人東京しごと財団が主宰しているのが、DXリスキリング助成金です。

対象は東京都内にある個人事業主と中小企業。

1つの企業や年度に対し、年間上限64万円または助成対象経費の3分の2まで助成金の支給が受けられます。

DXを進めるためのマネジメント講座や業務効率化のための講座など、対象はさまざまなので、受けられるかどうかチェックしてみることをおすすめします!

まとめ

「リスキリング」とは、職業や業務に関連した新しいスキルや知識を習得すること。

その取り組みをサポートするために支給されるのがリスキリング補助金です。

ひとことにリスキリング補助金といっても、対象や内容はさまざま。

意外に幅広いので、「もしかしたら自分も受けられるかも?」と思った方もいるのではないでしょうか。

リスキリングに取り組んでみようと思った方は、お住まいの市区町村の制度をチェックしてみましょう!

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1.5℃ 目標とは何かわかりやすく解説!日本が取り組む内容は?

女性は170cm以上あるとモテない?その理由や実際のデータは?

男女のカップルを見ると、女性の身長が小さくて男性が大きい場合が多いですよね。

特に身長が170cm以上の女性は数が少ないため、コンプレックスに感じている人もいるのではないでしょうか?

女性 170cm モテない」なんて言葉を調べている人も多いみたい。

今回は高身長に悩む女性必見!女性は170cm以上あるとモテない?その理由や実際のデータをご紹介していきます。

170cm以上の女性がモテないと言われる理由は?

では早速、170cm以上の女性がモテないと言われている理由を考察します。

理由① かっこいいイメージ

まず1つ目は、170cm以上の女性にかっこいいイメージがあるからです。

150cmの女性と並ぶと、まるでカップルのようなシルエットとなり、170cmの女性は男性役に見られがちになります。

さらに、高身長が故に頼れるお姉さんイメージが強く、頼もしい存在として思われる場合が多いです。

逆に、小さな女性はか弱く見え、守ってあげたくなる存在と思われることが多いでしょう。

かっこいい女性ももちろん素敵ですが、男性からは可愛い女性のほうがモテることが多く、かっこいいと見られがちな170cm以上の女性がモテないと考えられてしまうのです。

理由② 自分よりも小さい女性が好き

2つ目の理由は、男性が自分よりも小さい女性が好きだからです。

それは2019年に行われた、男女107人(男性44人、女性63人)に聞いた「恋愛での見た目と身長に関するアンケート」を見るとよくわかります。

そのアンケートで「恋愛対象を見る上で身長の差についてどう感じるか教えてください。」という問いに対し、「自分よりも身長が高い方が好き」と答えた男性は0人、「どちらかと言えば自分よりも身長が低い方が好ましい」または「自分よりも身長が低い方が好きだ」と答えた男性は合計29人で最も多い結果でした。

(データ引用:https://www.slideshare.net/100nin/ss-142487205

つまり、男性の多くは自分よりも身長が低い女性をいいなと感じているということです。

さらにいうと、16〜39歳の日本人男性で、身長170cm以上の割合は59.2%(約6割)、つまり、170cm以下の男性が約4割もいるということがわかっているのです。

(データ引用:https://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-02/mat03.pdf

もし、約4割の男性が自分よりも身長が低い女性がいいなと感じていたとしたら、170cm以上の女性は多くの男性にモテないと言えてしまうかもしれません。

理由③ 気が強そうに見える

3つ目の理由は、170cm以上の女性に気が強そうに見えるイメージがあるからです。

こちらは170cm以上の女性芸能人である、菜々緒さんや天海祐希さんが演じる役柄からもわかります。

菜々緒さんや天海祐希さんは、気の強い女性、自立した女性、厳しい上司、頼りになるお姉さんを演じることが多いです。

気が強い女性は、同時に怖いイメージもあるため、男性は近づきにくく、恋愛まで発展しにくい場合が多くなります。

さて、これらの理由を見ると、やっぱり170cm以上の女性はモテないのかなと不安に思われるかもしれません。

しかし、安心してください!

170cm以上の女性は、モテます!

170cm以上の女性はモテないは嘘!実際のデータは?

ではここから、170cm以上の女性はモテないは嘘!実際のデータや根拠についてご紹介していきます。

高身長でもモテモテの女性芸能人

モテる女性の代表格である、有名芸能人たち。

その中にも、170cm以上の高身長女性はたくさんいます。

例えば、バラエティ番組に引っ張りだこのアイドル、王林さんです。

青森県のご当地アイドルとして登場した王林さんは、津軽弁とふんわりした可愛さが魅力!女性はもちろん、男性にも高い人気を誇っています。

しかし、あの王林さんもなんと身長170cmの高身長女性なんです。

男性からモテモテといえば、池田エライザさんや滝沢カレンさん、榮倉奈々さんも170cmを超える高身長。

さらに、杏さんや松下奈緒さん、松嶋菜々子さん、山口智子さんも170cm以上の女性です。

どの世代からも愛される芸能人ばかりで、170cm以上の女性がモテないとは到底思えませんね!

高身長でも恋愛対象

では次に、高身長でもモテることがわかるデータを見ていきましょう。

恋の悩みをテーマとしたメディア「MENJOY」は20~30 代の未婚男性116名を対象に「高身長(165㎝以上)の女性は恋愛対象ですか?」(https://menjoy-digital.jp/archives/334966)という質問を投げかけました。

結果は、84%が「恋愛対象である」と回答。

高身長=モテないという事実はないことがわかりました!

ミスユニバースは170cm以上が普通

また、国際的なミスコンテストである、ミスユニバースでは、身長170cm以上の女性が当たり前のように出場しています。

さらに、選ばれる方の多くが170cm以上の高身長女性です。

例えば、2023年のミスユニバース日本代表の宮崎梨緒さんは172cmの高身長です。

外見だけの大会ではないとはいえ、やはり高身長女性に魅力がたっぷりあることを意味していますよね!

170cm以上の女性がモテるためにするべきこと3つ

以上のデータや根拠で、170cm以上の女性がモテないのは嘘であることがわかってもらえたと思います。

では最後に、170cm以上の女性がモテるためにするべき3つのことをまとめます!

高身長でモテないと悩んでいる女性必見です!

ギャップを見せる

1つ目は、ギャップを見せることです。

これまで解説してきた通り、高身長女性は「かっこいい」や「頼もしい」「自立している」「気が強そう」というイメージがついてしまいがちです。

なので、たまにはか弱い部分を見せて、周りに頼るというギャップを見せましょう。

そんなギャップで男性の気になる存在になるかもしれません!

高身長が映えるファッション

2つ目は、高身長が映えるファッションに挑戦することです。

高身長な女性には長い脚を生かして、ロングスカートがおすすめ!

また、ロングジャケットなども美しく着こなせます。

ロング丈のお洋服は、背の低い人が着こなすのは難しいので、低身長女性にとってはとても羨ましい部分ですよね!

男性にとっても、綺麗で魅力的に見えるファッションです!

自分より身長が低くてもOKと公言

3つ目は、自分より身長が低くてもOKと公言することです。

男性の中には、高身長な女性は高身長男性を求めているんだろうと勝手に思い込んでいる人もいます。

プライドの高い人は、身長が理由で振られるのは辛いと遊びに誘うこともやめてしまうかも!

そうならないように、会話の中でさりげなく「身長が低い人も好き」と言っておきましょう。

そうすると男性側も誘いやすくないこと間違いなしですよ!

まとめ

今回は高身長に悩む女性必見!女性は170cm以上あるとモテない?その理由や実際のデータをご紹介しました。

170cm以上の女性は「かっこいいイメージ」や「小さい女性を好きな男性が多い」「気が強そうに見える」などの理由で、モテないと考えられがちでした。

しかし、実際には高身長の女性を恋愛対象としている男性は8割を超え、人気の女性芸能人やミスユニバースも高身長が多いことがわかりました。

170cm以上の女性は、モテない〜と悩まずに、魅力たっぷりの高身長に自信を持ってください!

きっと身長を含め、全てを受け入れてくれるパートナーが見つかるはずです。

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サステナブル企業とは?サステナブル企業ランキングをご紹介

SDGsが発足されてから、サステナブルやリサイクルなどさまざまな環境を配慮する言葉が使われています。

今回は、サステナブルな活動の中から、サステナブル企業に注目したいと思います。

今や、世界的なサステナブル企業のランキングが発表されるほど浸透しています。

しかし、日本はまだ世界ランキングの上位に入ることができていません。

一体、サステナブル企業とは何を指すのか。また、日本の現状を見ていきましょう!

サステナブル企業とは

サステナブル企業とは、サステナブルな社会実現のための取り組みをしている企業のことです。

環境に優しい商品の提供や、ジェンダーにとらわれない働き方の制度や、環境活動に企業として取り組んでいる企業が挙げられます。

そのほかにも下記のようなサステナブル企業の取り組みがあります。

・サステナブルデザイン

サステナブルデザインとはサステナブルを実現することに貢献するデザイン全般を指します。

環境に優しい素材を使った商品の開発や、性分解性のある素材を用いることなどが挙げられます。

・サステナブル建築

サステナブル建築はサステナブルデザインの一つとも言えます。

二酸化炭素の排出を抑制する設計や、生物への配慮が施されており、安全性に優れており住みやすい住宅などが具体的な例です。

・サステナブルツーリズム

観光地や現地の文化を尊重しながら、観光業を発展させるという考えです。

観光地化することで、商業施設の建設が進み自然が破壊され、環境汚染がありました。

そのような環境汚染を防ぎながら発展を試みるという活動がサステナブルツーリズムです。

サステナブルとは

サステナブルとは英語で、「持続可能な」「維持できる」という意味です。

意味の通り、サステナブルとは地球環境を守ることだけではなく、世界の人々が平等に自由に暮らし続けられることを指します。

そのために求められていることは、地球の環境を守り、資源の不要な消費を減らし、未来の世代も平和に暮らせる環境を作ることが必要です。

SDGsとサステナブルの関係性

サステナブルを考える時に、外せないのがSDGsです。

今や、サステナブルとSDGsは深い関係にあり、SDGsとはサステナブルを実現するための方法を具体的に定めたものです。

SDGsをきっかけにサステナブルな取り組みは、日本だけでなく世界的に取り組まれています。

2015年に国連でSDGsが採択されて以来、世界的にSDGsの達成に向けて日々挑戦しているのです。

また、SDGsの目標を達成することが、サステナブルの実現への道だと言えるのです。

サステナブル企業ランキング

それでは、具体的にサステナブルへの取り組みが評価されている企業を見ていきましょう。

また、世界と日本のそれぞれをランキング形式でご紹介します。

ランキングはカナダの出版社Corporate Knightsが発表する世界のサステナブル企業ランキング「Global 100 Most Sustainable Corporations in the World (Global 100 Index)」を参照しています。

引用;Corporate Knights

https://www.corporateknights.com/rankings/global-100-rankings/2023-global-100-rankings/2023-global-100-most-sustainable-companies/

世界のサステナブル企業ランキング

No.1 シュニッツァー・スチール・インダストリーズ(アメリカ)

アメリカのリサイクル業者であり、金属くずなどを回収しリサイクルしたり、中古車や廃棄車を回収しリサイクルしたり中古販売などを行っています。

No.2 ヴェスタス・ウィンド・システムズ(デンマーク)

風力発電機の設計、製造、販売を行っている会社です。

自然の力により発電を行うことで、環境負荷の削減に貢献しています。

No.3 ブランブルズ(オーストラリア) 

サプライチェーンロジスティクス会社です。

再利用が可能なパレットとコンテナの提供に力を入れています。

日本のサステナブル企業ランキング

No.1 コニカミノルタ(世界50位)

電機メーカーの会社です。

提供しているサービスの一つに「いいじかん設計」という働き方支援ソリューションというサービスがあります。

「いいじかん設計」はニューノーマルな時代の働き方として、企業に合わせた効率的な働き方を提案しています。

No.2 エーザイ(世界53位)

エーザイは製薬会社です。

エーザイは日本国内だけでなく、発展途上国や新興国へ医薬品を提供することに力を入れています。

そこには、医療制度や所得に関わらず、必要とする人々の元へ届けたいという想いがあります。

No.3 リコー(世界80位)

事務機器、光学機器などを製造するメーカー会社です。

デジタルの力で人々の働き方をより良くし、地方や社会システムの発展や維持に取り組んでいます。

また、脱炭素社会の実現に向けて省エネ製品の開発などにも取り組んでいます。

まとめ

サステナブル企業の取り組みはいかがでしたでしょうか?

世界的なランキングの上位にはいまだ至らないものの、上記以外の日本の企業も積極的にサステナブルへの取り組みを進めています。

サステナブル企業とは、何か大きな環境活動を行うことではなく、社内体制や従業員の働く環境を整備することも指します。

今後もどのようなサステナブル企業が出てくるのか楽しみですね!

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フランスが環境問題に取り組む理由、パリ2024の影響とは?

環境問題は日本だけの問題ではなく、国際的な問題です。

各国が、それぞれの問題の改善に取り組みを行っている中で、パリ2024大会の開催を控えているフランスはどのような取り組みをしているのでしょうか。

市民のサステナブルの意識が高いと評価されているフランスならではの取り組みをご紹介します。

パリ2024大会に関する取り組みだけでなく、日頃からどのように環境問題と向き合っているのかを見ていきましょう!

パリ2024大会が環境問題に取り組む理由

今や、誰しもが知る国際大会となったオリンピックですが、感動と興奮を与えてくれる良い面とは裏腹に環境負荷の影響があります。

大会の規模が大きくなるにつれて、問題は徐々に深刻化しています。

そんな、オリンピックの環境問題に真剣に向き合おうとしているのが2024年に開催されるパリ大会です。

国際的に見てもサステナブルの意識が強いと評価されているフランスだからこそ、実現に向けて積極的に取り組みが行えています。

フランスの環境意識が高まる背景

フランスでは、服をなるべく少なく所持する、外国産の食材よりも地元の食材を買うといったようなサステナブルな考え方が定着しています。

この背景として、パリ協定が締結されてから市民の意識が高まったと言われています。

パリ協定後、政府を中心に環境問題に関するポスターが地下鉄などに掲示され、イベントやセミナーが積極的に開催されています。

この取り組みにより、市民が日常から環境問題に関するとこを目にし、意識して行動することにつながったと言えるでしょう。

※パリ協定とは?

引用:外務省>2020年以降の枠組み:パリ協定

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page1w_000119.html

国際大会が抱える環境問題

1896年に最初の大会が開催されて以来、100年以上続いているオリンピックは世界で最も注目される国際大会となりました。

大会の規模が大きくなるにつれ、許容人数も増え、さまざまな環境問題へとつながっています。

会場や選手村の建設に伴う環境破壊、大会後の施設の廃虚問題、選手や関係者、観客が移動する際の排出ガス、大会の開催に伴う食品ロスやゴミの廃棄問題などが挙げられます。

この問題を解決すべく、ロンドンで行われた2012年大会では、再生可能エネルギーや低炭素コンクリートを利用し環境問題への貢献を実現しました。

パリ2024大会の環境問題に対する取り組み

2024年8月に開催されるパリ2024大会では、さまざまな取り組みが行われています。

そのうちの取り組みの一つがペットボトルの利用禁止です。

今大会ではペットボトルの販売が禁止されており、その代わりにマイボトルを持ち込み給水ポイントにて自由に水分補給ができる仕組みとなっています。

また、大会で提供される食べ物に牛肉の使用が禁止され、包装材も脱プラスチックでありリサイクルが可能な食器を取り入れています。

その他にも二酸化炭素の排出を削減する取り組みなど、さまざまな取り組みが行われているのがパリ2024大会です。

フランスが取り組む環境問題と対策

フランスは、他国と同様にオリンピック以外でも環境問題に直面しています。

そのためオリンピックへの取り組みだけでなく、日常的に環境問題への取り組みは積極的に行われています。

ヨーロッパ全体として問題視されているのは、大気汚染とプラスチックゴミ問題です。

では、フランスではどのように上記の環境問題に取り組んでいるのか見ていきましょう。

フランスとヨーロッパの共通する環境問題:大気汚染

世界的にも問題視されているのが、大気汚染問題です。

フランスでは大気汚染問題を改善する取り組みとして、ディーゼル車と暖房器具に関する対策が行われています。

ディーゼル車に関しては、2040年までにディーゼル車とガソリン車の製造を禁止すると政府より発表されています。

2014年にはナンバープレートの末尾で走行日を制限し、2017年には、車種、生産年、排気ガスの含有成分量をもとに6種類のステッカーが発行され、日本の車検のように貼付けることが義務化されるなどの対策が行われています。

また、暖房器具に関してはディーゼル車と同じように大気汚染の原因となる成分を排出するため規制が行われています。

2021年に環境相から薪を燃やすことで発生する大気汚染の原因となる微粒子を50%削減する計画案が発表されました。

フランスとヨーロッパの共通する環境問題:プラスチックゴミ問題

プラスチックは焼却処理をする際に温室効果ガスの排出や、河川への廃棄から海洋汚染問題が問題視されています。

SDGsの目標14で「海の豊かさを守ろう」と掲げられており国際的な問題となっています。

フランスでは、この問題を改善すべくサーキュラーエコノミーに関する法律が2020年に施行されました。

また、ペットボトルの削減のため公共の施設には水飲み場の設置の義務付けをするなどさまざまな取り組みが行われています。

まとめ

フランスのサステナブルへの積極的な取り組みの背景や、取り組んでいる環境問題に関してご紹介をしました。

また、2024年に開催されるパリ大会でも環境問題に関する取り組みが行われています。

政府が率先して発信をすることで市民の意識の変革にもつながっている代表的な例となりつつあります。

もちろん、まだまだ課題はありますが、日本を含め他国がフランスから学べることが多くあるのではないでしょうか?

パリ2024大会が実際にどのように環境問題に取り組みつつ開催されるのかとても楽しみですね!

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