消費・生産

環境に優しい植物由来のストローとは?メリットや種類が気になる!

今世界規模で、プラスチックゴミを減らそうとする動きがあります。

なかでも、特にプラスチックストローは環境や動物たちにとって悪影響なため、それに代わる植物由来のストローが注目を集めています!

今回は、環境に優しいと言われる植物由来のストローとは?誕生した理由やメリット、種類について詳しくご紹介したいと思います。

植物由来のストローとは?

まずは、植物由来のストローとは何なのか、誕生した理由についてをご紹介しましょう!

植物由来のストローとは、植物を使用して作ったストローのことです。

一昔前は、ストローと言えば、プラスチックのものが大部分をしめていました。

しかし、環境汚染による地球温暖化や生物絶滅の危機などが問題となってきてから、プラスチック製品の在り方が問われるようになりました。

プラスチックは、廃棄の際に燃やすことでco2が排出され、地球温暖化の原因の1つになっています。

そのため、世界中の多くの場所でプラスチックゴミを減量させる工夫が行われているのです。

プラスチックゴミの中でも、厄介なのがプラスチックストローの存在です。

プラスチックストローは、その他のプラスチック製品と比較してリサイクルしにくい性質があります。

それは細長く軽い形状が原因です。

その形状が故に、リサイクル機器の間に挟まりやすく処理が難しい、また、リサイクル回収を行った際に、すり抜けて落ちやすいなどが考えられます。

リサイクルできなかったプラスチックストローは海洋ゴミになり、鋭利さが原因で海の動物たちを傷つけてしまうのです。

2015年に公開されたウミガメの鼻にプラスチックストローが刺さっている映像は多くの人の印象に残りました。

人間にとっては便利なプラスチックストローが、海の動物にとっては危険な凶器であることがわかったのです。

そこで、プラスチックストローに代わる製品として誕生したのが、植物由来のストローです。

植物由来だけでなく、紙ストローなどのプラスチックじゃない商品も多く開発されています。

おそらく、今後はプラスチックストローの供給は減り、植物由来や紙製品のストローがメジャーとなるでしょう。

植物由来のストローのメリットは?

さて、そんな環境汚染解決のため、誕生した植物由来のストロー。

メリットはどんなところにあるのでしょうか?

1つ目は、前述した通り、環境に優しいことです。

植物由来のストローは使用後に燃やしたとしても、co2の排出量が少なくて済みます。

さらに、自然に還るものが多く、土に埋めることで堆肥となり、姿を消します。

もしも海に流れていったとしても、海中で分解され、動物たちの凶器とはなりません。

2つ目のメリットは、紙ストローよりも使用感が良いことです。

最近、飲食店ではプラスチックストローから紙ストローに代える動きが多く見られます。

紙ストローも環境に優しい部分が多いのですが、一方で「使用感が悪い」という声が多くあがっています。

その理由は、飲み物によって紙がふやけることで、飲み物本来の味を損なわせてしまうからです。

一方、植物由来のストローはふやけにくく、口に触れても違和感を感じにくいという面で、紙ストローよりも使用感が良いと口コミが拡がっています。

環境に優しいとはいえ、せっかく飲み物を飲むのですから、味を損なわないに越したことはありません。

植物由来のストローは、その両面に対応できているメリットの多いストローなのです。

植物由来のストローはどんな種類がある?

では、植物由来のストローには、どんな種類のものがあるのでしょうか?

ここでいくつかご紹介していきます。

① 草でできたストロー

1つ目は、草でできたストローです。

草の茎を利用したストローで、藁でできたストローとも呼ばれます。

ストローは英語で藁という意味なので、草でできたストローは原点に戻ったような商品と言えますね。

最近では、東京農業大学の学生たちが作った草でできたストローが話題になりました。

使い心地はまるでプラスチックストロー、でも完全自然由来で自然に還る性質を持っています。

見た目は植物の茎そのものなので、和風なドリンクにぴったりかもしれません!

② サトウキビでできたストロー

2つ目は、サトウキビでできたストローです。

サトウキビを使って作られたストローで、こちらも100%植物由来で製造でき、廃棄する際は、土に還る性質があります。

サトウキビなので、甘いストローなのでは?と想像してしまいますが、実際は無味無臭、飲む感覚はプラスチックストローに近く、耐久性にも優れています。

ただ、ギュッと潰すとパチンと割れてしまうため、ストローを噛む癖のある人は要注意かもしれません。

③ 竹でできたストロー

3つ目は、竹でできたストローです。

通常のストローサイズの細い竹を使用して作ります。

竹でできたストローには、使い捨てのものから繰り返し使えるものまで存在します。

竹には、抗菌作用があるため、清潔さを保ったまま使うことができるのは嬉しいですね。

もちろん自然由来ですし、自然に還る性質があり、さらに繰り返し使えるとなれば、一石何鳥にもなります!

④ 木でできたストロー

4つ目は、木でできたストローです。

木造住宅会社であるアキュラホームが世界で初めて開発し、話題を集めました。

日本の伝統と言われる「かんな削り」によって木を薄くスライスし、それを丸めるなどして作られている個性豊かなストローです。

こちらも、4〜5回ほど繰り返し使うことが可能で、飲み物に長時間つけてもふやけることがありません。

木の香りはなく無臭で、木製である温かみだけを感じることができます!

⑤ 米でできたストロー

5つ目は、米でできたストローです。

日本人にとって親しみやすいお米で作られたストローです。

当社の商品「RICE STRAW」もお米を使用し製造したストローで、100%天然由来の原料でできているため、土に埋めると自然に分解されます。

RICE STRAWが分解された土は栄養たっぷりの堆肥となるため、その堆肥を使用して新たな作物を育てることも可能!リサイクルよりもエコな「サーキュラーエコノミー」を実現できるストローです。

主原料には、捨てられてしまうはずだったお米=廃棄米を使用しているため、フードロス問題の改善にも貢献をしています。

使い心地もプラスチックストローに近く、飲み物の味を邪魔しないばかりか、カラフルで見た目にもこだわりを持っています。

もちろん着色料はお野菜や植物から抽出した天然着色料のみを使用しているため、全てにおいて安心して使っていただけますよ!

飲み物の種類によって、色を使い分けることができるのはその他の植物由来ストローには少ないため、飲み物やその見せ方にこだわりのあるカフェなどにおすすめですね。

まとめ

今回は、環境に優しいと言われる植物由来のストローとは?誕生した理由やメリット、種類についてご紹介しました。

植物由来のストローが誕生した理由は、プラスチックストローの環境汚染が深刻化したためです。

植物由来のストローは、環境に優しいという大きなメリットの他に、紙ストローよりも使用感が良い部分という部分があります。

種類は、「草」「サトウキビ」「竹」「木」「米」など多くのものが開発されています。

地球のこと、未来のことを考え、植物由来ストローのような環境に優しい製品を積極的に使っていきましょう!

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日本でも大注目のプラントベースフードとは?

最近話題の「プラントベースフード」ってご存知ですか?

世界的に広がりを見せ、日本でも注目を集めている、地球と健康に配慮した新しい食べ物です。

今回はそんなプラントベースフードとは一体どんな食べ物なのか、注目されている理由や手軽に取り入れることができるおすすめ商品をご紹介していきます!

プラントベースフードって何?

では早速、プラントベースフードとは一体何なのかご紹介していきましょう。

プラントベースフードとは、その名の通り、植物性の食材からできている食べ物のことを言います。

代替肉もプラントベースフードの1つです。

このプラントベースは、最近よく聞くヴィーガンと同じなのでしょうか?

ヴィーガンは卵、乳製品を含むすべての動物性食品とはちみつを一切口にしない人のことを言います。

一方で、プラントベースは、基本的に植物性の食材からできている食べ物を食べますが、動物性食品を一切口にしないという訳ではありません。

例えば、ヴィーガンの人は白砂糖を食べません。

白砂糖の原料は、サトウキビとてん菜で、植物由来のものです。

しかし、白砂糖を精製する際に、「骨炭」と呼ばれる動物の骨を使用します。

つまり、白砂糖は100%植物性とは言い難いのです。

逆にプラントベースの食生活では、白砂糖を使用することもあります。

プラントベースは植物性を基本としているものの、一部動物性も摂取する、ヴィーガンは動物性を一切摂らないという違いがあるのです。

プラントベースフードが注目されている理由

お次は、プラントベースフードが注目されている理由について、ご紹介します。

① SDGsへの配慮

1つ目の理由は、SDGsへの配慮です。

日本では人口の減少が問題になっていますが、世界的規模で考えると人口は増加傾向にあります。

その一方で、牛・豚・鶏などの動物性タンパク質は供給不足が問題視されており、早ければ2025年から30年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。

つまり、これまで通り、動物性タンパク質を消費していくと、将来的に動物性タンパク質を摂るのが難しくなるということです。

今後も動物性タンパク質を持続的に摂り続けるために、SDGsに配慮したプラントベースフードに注目が集まっているのです。

② 健康と美容

2つ目の理由は、健康と美容のためです。

プラントベースフードは植物性、つまり、野菜を多く含む食べ物です。

野菜不足を補うだけでなく、低カロリーで低脂質という面ももっています。

現代人の食生活は脂肪と糖の摂りすぎが問題視されるため、プラントベースフードを取り入れることで食生活の改善が見込めます。

それによって、ダイエットも成功するかもしれません!

地球にも優しく、さらに自分の健康と美容にも役立つとなれば、多くの人が注目しない訳がありませんよね!

手軽に取り入れられるプラントベースフードはこれ!

さて、お次は手軽に取り入れられるプラントベースフードについてご紹介します。

カゴメ「プラントベースシリーズ」

1つ目は、カゴメから発売されている「プラントベースシリーズ」です。

野菜と大豆で作った「ベジミートボール」やこのミートボールが入ったレトルト食品「マサラカレー」「トマトソース」などを発売しています。

さらに、動物性原材料を配合していない「野菜だし」という調味料も発売中です!

レトルトから調味料まで、幅広くプラントベースフードを扱っているのが特徴ですね。

ネクストミーツ

2つ目は、「地球を終わらせない」をコンセプトにさまざまなプラントベースフードを扱っているネクストミーツです。

ネクストミーツで有名なのは、代替肉と呼ばれる植物性のお肉です。

「牛丼」や「ハラミ串」「バーガーパティ」などの肉肉しい食品から、「麻婆茄子」「ビーフシチュー」などのおかずにぴったりの食品まで発売されています。

次々と新商品を出しているため、今後も注目したいプラントベースフードブランドですね!

ニンジャジャーキー

3つ目は、サステナブルでヘルシーな商品を扱うNinja Foodsが販売する「ニンジャジャーキー」です。

その名の通り、ジャーキーなのですが、なんと「ニンジャジャーキー」はこんにゃくと野菜を使用して作られたヘルシーなおつまみなのです!

動物性素材不使用で、低カロリー、食物繊維が多く含まれており、さらに食べ応えも抜群!

お酒のお供だけでなく、ダイエットにもおすすめです。

グリコ「アーモンド効果」

4つ目は、グリコが発売するアーモンドミルク「アーモンド効果」です。

最近ではスーパーなどで当たり前のように目にするようになったプラントベースミルク。

「オーツミルク」や「豆乳」「ココナッツミルク」などもありますが、中でも健康的で飲みやすいと人気なのが「アーモンドミルク」です。

そして、「アーモンドミルク」の中でも有名な商品がグリコの「アーモンド効果」で、飲みやすさとコスパの良さで高い人気を集めています。

ハーゲンダッツ「グリーンクラフト」

5つ目は、人気アイスクリームブランド、ハーゲンダッツの「グリーンクラフト」です。

「グリーンクラフト」は牛乳ではなく、豆乳から作られたハーゲンダッツで、体や地球に優しいだけでなく、乳製品アレルギーの方に向けて作られた商品なのです。

豆乳アイスと聞くとヘルシーでさっぱりしたイメージですが、「グリーンクラフト」はハーゲンダッツならではの濃厚さをバッチリ引き出しています!

プラントベースフードを選ぶ注意点

さて最後は、プラントベースフードを選ぶ注意点をご紹介します。

プラントベースフードは基本的に体に良い食べ物ですが、注意すべき点を無視すれば、逆に体に良くないものとなってしまうため、要チェックです!

栄養が偏る

まずは、プラントベースフードのみでは栄養が偏ってしまうという点です。

プラントベースフードは確かに体に良い食べ物ですが、人間の体には、動物性食品からしか摂れないタンパク質やビタミンB12も必要になります。

プラントベースフードでは補えない部分は、サプリメントや動物性食品を食べて補うしかありません。

たまに動物性食品も取り入れ、バランスの良い食生活を心がけましょう!

表示をチェック

2つ目の注意点は、販売されているプラントベースフードには、一部動物性由来のものもあるという点です。

前述した通り、プラントベースフードは植物性をベースとした食べ物であるため、商品によっては一部動物性由来のものも含まれています。

もし、アレルギーやヴィーガンのためにプラントベースフードを食べる時は、表示をしっかりチェックした上で食べることをお勧めします!!

まとめ

今回はプラントベースフードとは一体どんな食べ物なのか、注目されている理由や手軽に取り入れることができるおすすめ商品をご紹介しました。

プラントベースフードは、植物性の食材からできている食べ物のことで、ヴィーガンとは違った概念に成り立っていることがわかりました。

そして今、SDGsへの配慮や健康と美容のために、注目が集まっています。

手軽に取り入れるための商品はすでに多く発売しており、これから私たちにとってメジャーな商品になりそうな予感がしますね。

栄養が偏らないことに注意しながら、地球のため、自分の体のためにプラントベースフードを取り入れていきましょう!

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簡単!ちょっとの工夫で365日ちりつもエコ生活チャレンジ

地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題が私たちの生活を変化させています。

将来の地球のために少しでも貢献したい!そう思っている人も多いですよね!

そこで私たち個人ができること…それはエコ生活です。

しかも、日常生活にちょっとの工夫でエコすることができるのです!!

たくさんの人が365日継続して行うと、ちりつもで大きなエコに繋がりますよ。

今回は誰でも簡単にできる!ちょっとの工夫でエコ生活について、4つのチャレンジ方法を具体的にご紹介していきます。

おうちゴミの減量チャレンジでエコ生活!

はじめに紹介するのは、おうちのゴミを減量させるエコチャレンジです。

環境省によると、2021年に家庭から出たゴミの総排出量は4,167万トン(東京ドーム約112杯分)、1人1日当たりのゴミ排出量は901グラムと言われています。

かなりの量のゴミが排出されていますね…

ゴミが増えるといけない理由は、ゴミを燃やして処理する時に出る二酸化炭素が温暖化などの気候変動に悪影響を及ぼすからです。

これを食い止めるべく、多くの人がゴミ減量に取り組む必要があるのです。

でも、実際にゴミを減らすってどうすればいいの?

ということで、具体的な工夫をご紹介しましょう。

① 食べ物を作りすぎない・買いすぎない

1つ目は、食べ物を作りすぎない、買いすぎないことです。

2020年度の農林環境省の報告によると、事業系のフードロスが約275万トン、家庭系が約247万トンでした。

事業系のフードロスの方が多いとはいえ、家庭系フードロスも決して少なくはありません。ここで必要になる工夫は作りすぎない、買いすぎないことです。

食べる分だけを作る、または買う、冷凍保存で後日食べるなどの、ちょっとした工夫でフードロス解決に近づくことができます。

② 無駄な物は買わない

2つ目は、無駄な物を買わないことです。

近年、ミニマリストという必要最小限の物しか持たない生活が流行しています。

物を持たないので、廃棄する物も減少していきます。

エコなことはもちろん、買わないことで経済的に豊かになるという考え方もあります。

③ リサイクルショップ・フリマアプリの活用

そして、3つ目はリサイクルショップやフリマアプリの活用です。

いらなくなった物は、その人にとってはゴミですが、別の人にとっては欲しい物である可能性があります。

リサイクルショップやフリマアプリで販売すれば、ゴミの削減に繋がり、さらに経済的にもエコになりますよ。

省エネ節約チャレンジでエコ生活!

次にご紹介するチャレンジは、省エネでの節約です!

省エネとは、省エネルギーの略で、今あるエネルギー資源がなくなることを防ぐために、エネルギーを効率的に使用することを言います。

エネルギーの効率化と聞くと、難しく感じますが、じつはちょっとした工夫で自宅での省エネを実現することができるのです!

具体例を3つ挙げてみましょう。

① 家電を使っていない時は電源OFF

1つ目は、使っていない家電の電源をOFFにすることです。

たったそれだけで、省エネすることができます。

電源をOFFにするだけでなく、家電のコンセントを抜くことでさらなる省エネが期待できます。

家電は使用していなくてもコンセントに刺さったままになっていると、待機電力が発生します。

Looopでんきによると、待機電力の年間電気代は6000円から7000円と言われています。

月々に換算すると数百円ですが、これが1年10年と積み重なると大きな金額になります。

つまり、待機電力カットを継続的に行うことによって、大きな省エネへと繋がるのです。

② エアコン・冷蔵庫の温度設定

2つ目は、エアコン・冷蔵庫の温度設定を工夫することです。

家電の中でも、特に電気の消費量が多いのがエアコンと冷蔵庫です。

エアコンは、冷房時に省エネ推奨温度である28度に設定する、または今の温度より1度高めに設定する毎に10%の節電に効果的です。

また、冷蔵庫は家電の中で最も電力を使用する電化製品として知られています。

適正温度は、冷蔵室が1〜5度、冷凍室がマイナス18〜マイナス22度、野菜室が3〜7度と言われているため、温度をチェックして冷やし過ぎている場合は、温度設定を「弱」にすることで省エネになります。

③ 省エネ家電の導入

そして、3つ目は省エネ家電を導入することです。

今は数々の省エネ家電が販売されていますよね!

省エネ家電に買い替えることで消費電力の減少と電気代の削減が可能になります。

最も手軽なところで、照明器具の買い替えです。

大塚商会によると蛍光灯をLEDライトに変えるだけで電気代を約71%も削減することができるそうです。

家電を一気に省エネ仕様に買い替えるのは難しくても、照明であればそれほどコストはかかりません。

すぐにできる省エネでエコな節電と言えますね!

クリーンな自然を守る水道チャレンジでエコ生活!

さて、お次のチャレンジは水道の節水チャレンジです。

あまり意識されていませんが、水を出す際には多くの電気が使用されています。

電気を使用すると二酸化炭素が発生します。

電気の家庭使用と言えば、家電を思い浮かべますが、じつは家庭の水回りからの二酸化炭素排出量は日本全体の5%と言われているのです。

つまり、節水が節電に繋がり、排出される二酸化炭素量を減らすことができるということになります!

では、そんな節水の具体的な方法をまとめてご紹介しましょう。

① お皿を洗う時に水をためて洗う

1つ目は、お皿洗いの際に水をためて洗うことです。

例えば、水道の水を5分間出しっぱなしにすると、約60リットル流れていくと言われています。これを毎食後、繰り返すと約5500リットルもの水を流すことになり、その量の多さがわかります。

出しっぱなしを予防し、オケなどにためて洗うことで、水を節約しながら洗うことができますね!

② お風呂のお湯の再利用

2つ目は、お風呂のお湯の再利用です。

例えば、残り湯を洗濯物に使ったり、洗車や掃除などに使ったりすることができます。

特に、洗濯物の水は毎日大量に使用するため、お湯の再利用によって節水度が高くなります!

外出先でもちょこっとチャレンジでエコ生活!

最後のエコチャレンジは、外出先でのエコ商品の活用です。

自宅だけでなく、外出時こそ、消費の機会が増えます。

そんな時もエコな生活を忘れず、無駄な消費が増えないように意識しましょう!

外出先では、エコ商品の利用をお勧めします。

例えば、タンブラーや水筒の使用、エコバック、マイはしの持参です。

このことで、紙コップやペットボトル、ビニール袋、割り箸のゴミを減らせます。

最近では、テイクアウトのコーヒーをマイタンブラー、マイ水筒に入れてくれるサービスがポピュラーになりつつあります。

また、エコバックも袋の有料化で多くの人が持参しているでしょう。

さらに、折り畳み傘の持ち歩きも咄嗟の雨で無駄な傘を買わずに済む、エコな活用方法だと言えますね!

まとめ

今回は誰でも簡単にできる!ちょっとの工夫でエコ生活について、4つのチャレンジ方法を具体的にご紹介しました。

「ゴミの減量」や「省エネ節約」「節水」「外出先でのエコ商品の活用」とどれも身近に、ちょっとの工夫で続けられるものでした。

この「ちょっとの工夫」が継続のポイントです!

地球の温暖化や環境問題はとても深刻です。

でも、一気に解決する道はありません。

多くの人が継続して、地球を思ってエコ生活を続けていく、これが大切なのです。

地球の将来を守るために、ちょっとの工夫でエコ生活、はじめてみましょう!

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サーキュラーエコノミーとは?リサイクルとは何が違うの?事例製品もご紹介!


近年、気候変動による異常気象を受けて、多くの人や企業が環境問題に取り組み始めています。

その中の1つであり、話題となっているのが「サーキュラーエコノミー」です。

今回はサーキュラーエコノミーとは何なのか?簡単に解説を行います。

さらに、皆さんがよく聞くリサイクルとは何が違うのか、サーキュラーエコノミーがよくわかる事例製品も合わせてご紹介していきます。

サーキュラーエコノミーとは?

まずは、サーキュラーエコノミーとは何なのか、簡単に解説しましょう。

サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させる取り組みのことを指します。

日本語では、循環型経済と訳されます。

環境省によると「従来の3Rの取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動」と定義されています。

簡単にいうと、新たに費やす資源を抑え、今ある資源を活用しながら製品化し、利用し、また新たな製品に循環する、これがサーキュラーエコノミーの形です。

ちなみに、3Rとは、リデュース(廃棄物を少なくすること)、リユース(その製品を繰り返し使うこと)、リサイクル(使い終わったものを資源に戻して新しいものに作り変えること)の総称を言います。

サーキュラーエコノミーはどうして必要なの?

さて、そのサーキュラーエコノミーは今どうして必要だと注目されているのでしょうか?

その理由の1つは、製品の廃棄物による環境汚染です。

これまでの経済活動は、資源を使って製品化後、消費し、廃棄するリニアエコノミー(線型経済)と呼ばれるものがほとんどでした。

リニアエコノミーが繰り返される度に、大量の廃棄物が発生しました。

その廃棄物を、例えば焼却炉で燃やすとすると、そこから温室効果ガスである二酸化炭素が発生し、地球温暖化が進むと言われています。

その廃棄物処理の問題を解決に近づける1つの方法として、サーキュラーエコノミーの必要性が訴えられています。

また、2つ目の理由として、将来的な「資源不足」、それによる「資源の高騰」の懸念も考えられます。

地球上の限られた資源を、これから何十年先まで使用し続けるために、サーキュラーエコノミーの資源を循環させる取り組みが必要となるのです。

サーキュラーエコノミーとリサイクルの違い

サーキュラーエコノミーの意味や必要性はこれまでの解説で理解してもらえたと思います。

ただ、サーキュラーエコノミーは私たちがこれまでよく耳にした「リサイクル」ととても似ていますよね。

さてここからは、サーキュラーエコノミーとリサイクルの違いを簡単に解説していきましょう!

サーキュラーエコノミーは、資源を循環させる取り組み、一方リサイクルとは、廃棄物を再利用する取り組みのことをいいます。

似ているように見えますが、じつは根本的な考え方が違います。

リサイクルは廃棄物を再利用し、廃棄物になるまでの期間を引き延ばします。しかし、最終的には廃棄物が発生してしまいます。

サーキュラーエコノミーは製品を作る段階で、消費後も廃棄物が発生しないことを考えて作られています。つまり、最初から最後まで廃棄物ゼロの取り組みです。

どちらも環境を考えた取り組みではありますが、サーキュラーエコノミーのほうがより環境に優しく、徹底した考えといっていいでしょう。

サーキュラーエコノミーの事例製品3選

では、最後にサーキュラーエコノミーの事例製品を3つご紹介します。

① PIZZA DAY

まず1つ目は、「ウールで世界のアパレルを変える」を目標に掲げたアパレルブランド「PIZZA DAY」です。

「PIZZA DAY」が販売する洋服は、100%のウールが使用されたTシャツなど。

着心地の良さだけでなく、「PIZZA DAY」は着古した服を回収し、肥料化、100%土へ還すという取り組みを行っています。

アパレル業界は、流行が左右されやすく、またコスト削減を目指す大量生産のため、これまでに多くの廃棄物を排出してきました。

近年では、廃棄物削減を考える企業が多く存在し、服の再利用などの取り組みも盛んです。とはいえ、土に還る服はとても珍しい取り組みですよね。

「PIZZA DAY」はアパレル業界の中でも、環境問題への取り組みをより積極的に行っていることがわかります。

② KoKeBeeみつろうエコラップ

2つ目は、繰り返し使用可能な食品用ラップ「KoKeBeeみつろうエコラップ」です。

「KoKeBeeみつろうエコラップ」とは、コットン生地に、みつろう(はちみつが体から分泌するロウ)、オーガニックホホバオイル、天然樹脂を染み込ませた食品用のラップのこと。

手で優しく温めることで、食器や食品の形に馴染み、きれいに包むことができます。

また使った後は、水で洗い、繰り返して数年単位での使用もOK!

さらに、使えなくなったラップは土の中で自然分解し、土に還すことができます。

食品用ラップは各家庭に1つはある必需品で、毎日使用する場合が多いでしょう。

一般的なラップは再利用することは少ないですから、その都度、ゴミが出てしまいます。

最近では、燃やす際に有害な物質が出ないラップも多く開発されていますが、それでもゴミ問題は解決しません。

そう考えると「KoKeBeeみつろうエコラップ」は環境により良い製品と言えるでしょう。

③ RICE STRAW

そして最後3つ目は、廃棄米とタピオカ粉、水で作られた「RICE STRAW」です。

「RICE STRAW」はプラスチック不使用、天然素材のみを使用して作られたストローで、マレーシアで製造されています。

エコなストローでイメージされる紙ストロー以上に、丈夫な作りになっており、2時間飲み物につけたままでも、違和感なく使用できます。

廃棄米を原料としているところも大きなポイントで、本来の使い道を失った資源を有効活用している製品であることがわかります。

そして、使い終わった後は、コンポストと呼ばれる堆肥を作る容器に埋めることで、自然分解され、土に還ります。

一般的なプラスチックのストローは、細長い形状が故にゴミ処理の際に袋からすり抜けて、そのまま自然へ流出しやすいと言われています。

ストローの環境問題として、よく耳にするのが海への流出と、海の生物たちへの有害汚染です。

プラスチックストローは自然に還ることはありませんし、生物たちにも有害な素材である一方、ストロー自体はとても便利な製品です。

「RICE STRAW」のような自然に還るシステムを持つストローの使用は、人間だけでなく全ての生物に優しいと言えますね。

まとめ

今回はサーキュラーエコノミーとは何なのか?解説し、リサイクルとの違い事例製品も合わせてご紹介しました。

サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させる取り組みのことで、将来の地球を考える上で必要性の高い取り組みであることがわかりました。

廃棄物ゼロを目標としたサーキュラーエコノミーは、リサイクル以上に環境に優しい取り組みです。

そして、今後、多くの企業が取り入れていくべき取り組みでもあります。

企業だけでなく、私たち個人でもサーキュラーエコノミーの活動を知ることから始め、サーキュラーエコノミーを取り入れた製品を使うなどして、環境のことを考えていきましょう!

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「フェアトレード商品」はどこで買える?身近にある販売店7つをご紹介!

SDGsに貢献できると話題の「フェアトレード商品」。

名前はよく耳にしますが、一体どこで買えるのでしょうか?

今回は「フェアトレード商品」が買える、身近にある販売店を7つご紹介します。

フェアトレード商品とは

まずはフェアトレード商品について、簡単に説明しましょう。

フェアトレード商品とは、公平・公正な貿易を経て輸入された商品のことです。

フェアトレード商品には、このような国際フェアトレード認証と呼ばれるラベルがついています!

これまでは立場が弱い開発途上国と、立場が強い先進国で貿易する際、開発途上国に不利な内容で取引されることが多くありました。

そして、それが開発途上国の貧困の理由の1つと言われています。。

そのことが問題視されるようになり、開発途上国が不利にならないよう、フェアトレードが拡がってきています。

とはいえ、まだまだ珍しいフェアトレード商品。

一体どこで買えるのでしょうか?

ここからはフェアトレード商品が買える身近なお店と、その商品をご紹介しましょう。

「フェアトレード商品」が買える店① イオン

1つ目は大手スーパーマーケットのイオンです。

イオンは、スーパーの中でも特にSDGsに力を入れており、プライベートブランドの「トップバリュ」にはフェアトレード商品が数多く扱われています。

例えば、コーヒーでは、「オーガニック&フェアトレード ペルー100% アラビカ豆100% レギュラーコーヒー 粉」「オーガニックフェアトレードコーヒーグアテマラブレンド粉」など、その他ドリップコーヒーも含めると10種類にのぼります。

さらに、チョコレートや紅茶の取り扱いもあります。

店舗だけでなく、ネットスーパーでの購入も可能なので、店舗が近くにない方はそちらを利用するといいですね。

3時のおやつは、イオンのフェアトレード商品で全て揃いそうです!

「フェアトレード商品」が買える店② イトーヨーカドー

2つ目はこちらも大手スーパーマーケットのイトーヨーカドーです。

イトーヨーカドーのフェアトレード商品は、「フェアトレードコットンを使った1秒タオル スリムバス」です。

このタオルは、コットンをフェアトレードで輸入し、プライベートブランドの「セブン&アイグループ」と日本の老舗タオルメーカーが共同開発して作ったもの。

吸水率が非常に高く、高品質の商品です!

「フェアトレード商品」が買える店③ ローソン

3つ目は大手コンビニエンスストアのローソンです。

ローソンはローソンでも、首都圏に展開される健康志向の商品を扱った「ナチュラルローソン」でフェアトレード商品が購入できます。

ナチュラルローソンは、国際フェアトレード認証がされたカカオを使ったオリジナル商品「冷やして食べるガトーショコラ」「バニラビーンズ タブレットショコラ」を発売しています。

どれも厳選したカカオの風味が感じられ、濃厚なチョコレートの味が楽しめます。

普通のローソンでは販売していないので、そこは注意が必要です!

「フェアトレード商品」が買える店④ ミニストップ

4つ目はコンビニでありながらファストフードを多く取り扱うミニストップです。

ミニストップの一部店舗では、店頭で出される淹れたてのコーヒーにフェアトレードのコーヒー豆を使用した「フェアトレードコーヒー」を販売しています。

フェアトレードコーヒーの取り扱いは2006年からで、約20年も前からフェアトレードに貢献しています!

もちろん味も深みがあって抜群ですよ!

「フェアトレード商品」が買える店⑤ 成城石井

5つ目は、高級スーパーマーケットとしてお馴染みの成城石井です。

高品質な輸入商品が多い成城石井には、数多くのチョコレートが並んでいます。

その中の1つに、「ステラ 有機フェアトレードダークチョコレート」というフェアトレードチョコレートがあります。

成城石井は取り扱い商品が時期によって変わるため、店頭へ行って、国際フェアトレード認証のラベルを目印に探すと、もっと多くのフェアトレード商品が見つかるかもしれませんよ!

「フェアトレード商品」が買える店⑥ カルディ

6つ目は、コーヒーと輸入食品を多く取り扱うカルディです。

フェアトレードのコーヒーとチョコレートを取り扱っており、店頭だけでなく通販での販売も行っています。

コーヒーを多く取り扱うカルディだけに、フェアトレードコーヒーも多く取り揃っています。

なかでも、女性の自立を助ける「ウーマンズハンド フェアトレードブレンド」は優しい口あたりで飲みやすい!

ぜひ試してみてほしい一品です。

「フェアトレード商品」が買える店⑦ THE BODY SHOP

そして、最後7つ目は、イギリス生まれの自然派コスメを取り扱うTHE BODY SHOPです。

THE BODY SHOPは、援助ではなく取引きで世界の貧困を減らそうと「コニュニティーフェアトレード」という取り組みを行っています。

その取り組みで、シアバターやオイルなどを各国から調達し、THE BODY SHOPオリジナルのコスメを生産しています。

一部の商品だけがフェアトレードという訳ではなく、数多くの商品の原料にフェアトレードしたものが使用されているんですね。

THE BODY SHOPの商品を使うと、心も体も美しくなれそうです!

まとめ

今回は「フェアトレード商品」が買える、身近にある販売店を7つご紹介しました。

どのお店も、一度は行ったことのある身近なお店ですよね!

フェアトレード商品って意外と身近にあったんだと驚かれた方も多いと思います。

フェアトレードについて知ったら、次は商品を手にとってぜひ使ってみてください!

高品質なことはもちろんですが、自分がSDGsに貢献している!と実感することもできますよ!

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フェアトレードとは?必要性や歴史をわかりやすく解説!

SDGsに貢献すると注目されている「フェアトレード」。

何となく言葉から想像するものがありますが、実際はどんなものなのでしょうか?

どうして必要なのか、歴史についても気になります!
今回はフェアトレードとは何なのか、必要性や歴史をわかりやすく解説していきます。

フェアトレードとは?基準はある?

まず最初に、フェアトレードとは何なのか、基準やSDGsとの関係をご紹介します。

フェアトレードとは

フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」のことです。

世界では、経済的に豊かな国と貧しい国が貿易を行った際、力関係の差で豊かな国が得をし、貧しい国が損をする、という貿易が存在します。

そんな不公平な貿易はやめて、公平な貿易を行おうという取り組みがフェアトレードなのです。

フェアトレードには、国際フェアトレードラベル機構が定める「国際フェアトレード基準」と呼ばれる基準があります。

その基準の原則は、「経済的」「社会的」「環境的」の3つに分けられます。

詳細は以下の図表をご覧ください。

https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_standard.phpを参考)

経済的基準には、生産者が経済的に損しないように「最低価格の保証」や「必要に応じた前払い保証」などが含まれています。

また、社会的基準には、主に労働環境を中心とした項目が目立ちます。

労働環境や児童労働、差別の禁止まで、幅広く労働環境を守る内容です。

最後の環境的基準には、農薬などによる人的被害や環境汚染がないように、「農薬・薬品の使用削減と適正使用」「土壌・水源・生物多様性の保全」という項目が含まれています。

力の弱い国が損をしないよう、さまざまな視点で基準が設けられていることがわかりますね。

SDGsに大きく貢献

このフェアトレードは、SDGsにも大きく貢献しています。

当てはまると考えられる目標は以下の8つです。

「目標1 貧困をなくそう」
「目標2 飢餓をゼロに」
「目標5 ジェンダー平等を実現しよう」
「目標8 働きがいも経済成長も」
「目標12 つくる責任つかう責任」
「目標13 気候変動に具体的な対策を」
「目標16 平和と公正をすべての人に」
「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」

「目標1 貧困をなくそう」「目標2 飢餓をゼロに」は、貧しい国との貿易を公平・公正に行うことで経済的に潤い、貧困や飢餓の減少が期待できるからです。

「目標5 ジェンダー平等を実現しよう」「目標8 働きがいも経済成長も」は、フェアトレードによって良い労働環境が増え、女性の地位向上に貢献、さらに働きがいや経済成長も促されるため、当てはまります。

また、フェアトレードは環境に配慮された生産が原則のため、「目標12 つくる責任つかう責任」「目標13 気候変動に具体的な対策を」もクリアできます。

「目標16 平和と公正をすべての人に」はフェアトレードの目的そのものですし、フェアトレードは国内外で拡がりを見せており、今後も拡がっていくことから「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」にも該当することがわかります。

フェアトレードが世界的にもっと拡がれば、SDGsの目標がどんどん達成されることが期待できますね!

フェアトレードはどうして必要なの?

さて、ここまででフェアトレードとは何なのか、SDGsにも貢献する取り組みであることがわかってもらえたと思います。

では、どうしてフェアトレードが必要なのでしょうか?

それは過去に数多くのフェアではないトレード(不公平な貿易)が行われてきていたからです。

例えば、経済的に豊かでない開発途上国が生産者となるコーヒー豆も、不公平な貿易がよく行われる輸入品です。

私たちが考えるモノの取引は、売り手が商品の価格を決めるというイメージだと思います。

しかし、実際は、生産している国ではなく経済的に豊かな先進国が商品の価格を決めます。

その価格は世界情勢によって高騰したり暴落したり、激しく変動します。

さらに、間に中間業者が入ることで、生産者の手元に残るお金がとても少なくなってしまうのです。

経済的な部分だけでなく、人手不足による労働環境の悪化、児童が働かなくてはいけない状況、輸入国が定めた農薬による被害など、生産国側が損をする貿易が数多くありました。

そこを解決するために、フェアトレードが必要となったのです。

フェアトレードの歴史は?いつから始まった?

では、そんなフェアトレードはいつから始まったのでしょうか?

最近よく耳にするようになった言葉ですが、じつは結構前から行われてきた取り組みでした。

フェアトレードの始まりは、1940年代後半のアメリカでNGOが女性たちの作った手芸品を販売したことからだと言われています。

その頃はフェアトレードという言葉はなく、「オルタナティブ・トレード」(Alternative Trade、もうひとつの貿易)と呼ばれ、チャリティーの意味合いが大きかったそうです。

オルタナティブ・トレードは国を超えて拡がっていき、1970年代には開発途上国の生産品を公正に輸入するという形に変わっていきました。

そして、名前もフェアトレードと呼ばれるようになりました。

日本では、1974年に東京の「シャプラニール」というNGO団体が、洪水被害にあった女性たちの作った手工業品を日本で販売したのが始まりです。

急激に増えたのは、2000年以降。

SDGsの登場で注目を集めたことで、さらに増え、現在はスーパー、コンビニなど身近な場所でフェアトレード製品を購入することができます!

フェアトレードという言葉が浸透し始めたのは最近ですが、じつは長い歴史のある取り組みだったのですね。

まとめ

今回はフェアトレードとは何なのか、必要性や歴史をわかりやすく解説しました。

フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」のことで、SDGsの目標には8つも当てはまる取り組みです。

「経済的」「社会的」「環境的」の3つの基準があり、いろんな視点から公正な取引を考えていることがわかりました。

これまでに不公平な貿易が数多く行われてきたからこそ、これからの世界でのフェアトレードの増加は必要不可欠です。

フェアトレードは歴史が長い取り組みですが、まだまだ一般的になっていないのが現状です。

私たちが興味を持ち、知ることで、フェアトレードへの注目がもっと高まり、多くの生産者が平等な報酬、快適な労働環境などを得ることができればいいですよね!

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フェアトレードの仕組みとは?メリット・デメリットも合わせて解説!

人にも環境にも優しい「フェアトレード」。

日本でも拡がりつつありますが、まだその仕組みを説明できる人は多くはありません。

今回はそんなフェアトレードの仕組みについて、わかりやすく解説!さらに、メリットとデメリットも合わせてみていきましょう。

最後には、フェアトレードについて私たちができることもご紹介しますよ!

フェアトレードの仕組みとは?

では早速、フェアトレードの仕組みについて解説していきます。

フェアトレードとは、「公正・公平な貿易」のことを指します。

これまで、開発途上国は先進国と取引きを行う際、輸入価格や労働環境で損をすることが多々ありました。

そのため、経済的に豊かではない開発途上国がずっと貧しく、経済的に豊かな先進国がますます豊かになる、という図式ができあがっていました。

これでは開発途上国の貧困問題は一向に解決しないと危惧し、世界的に開発途上国が損をしないフェアトレードの取り組みが始まったのです。

ここからはフェアトレードの仕組みをご紹介します。

最低価格を保証

フェアトレードは、製品の最低価格を保証しています。

例えば、開発途上国で作られるコーヒー豆は、先進国のニューヨークやロンドンなどで市場価格が決められ、情勢によって高騰したり暴落したりします。

価格が暴落してしまったら、生産にかかる費用よりも製品代金が下回り、生産者にとって大きな赤字となります。

しかし、フェアトレードは最低価格の保証がされているため、暴落後も低いながらも一定の報酬を得ることができます。

また、逆に高騰した場合、フェアトレードでも同じく価格は高騰し、高い報酬を得られるのです。

生産者にとって、とても有難い仕組みですね!

奨励金の設定

最低価格の保証だけではありません。

フェアトレードには、「フェアトレード・プレミアム」と呼ばれる奨励金の設定もあります。

この奨励金は製品代金とは別に、仕入れ側から生産者へ渡るお金で、製品を購入する人や輸入する人、輸出する人が負担しています。

このお金は、生産者が機器の購入や設備の充実など、自由に使用することができます。

この奨励金の設定は、生産者が経済的に不利にならないようにする大切な仕組みなんですね。

フェアトレードは経済的に公平なだけでなく、労働や環境問題に対しても公平な貿易です。

これまでは、先進国が開発途上国に辛い労働を強いたり、有害な農薬の使用を指定したり、生産者が損をする取引きが行われてきました。

しかし、フェアトレードでは、例えば、労働時間を1日8時間と定めたり、農薬の使用量を制限したり、そういった部分でも生産者が損をしないように配慮されています。

国際フェアトレード認証

フェアトレードの仕組みはわかりましたが、それらを客観的に判断してくれる機関はあるのでしょうか?

じつは、フェアトレードには開発途上国が公平な条件で取引されていることをチェックする認証制度があります!

それを「国際フェアトレード認証」と言います。

この認証は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)に基づいて、行われています。

認証製品には、国際フェアトレードラベルがつきます。

このラベルがついていれば、ちゃんと認証を受けたフェアトレード製品ということですね!

フェアトレードで得られるメリットは?

フェアトレードは生産者にとってメリットの多い取引ですが、じつは消費者、さらに地球にとっても良い仕組みなんです。

ここからは、フェアトレードで得られるメリットについてご紹介します。

生産者にとってのメリット

まずは生産者にとってのメリットです。

前述してきた通り、生産者にとっては経済的に安定できるという大きなメリットがあります。

それだけでなく、労働や環境問題についても守られています。

消費者にとってのメリット

続いて、消費者にとってのメリットは、質の良い製品を購入できることです。

フェアトレードによって収入が安定した生産者は、支援者の協力から高品質な作物の作り方を学びます。

また、環境に配慮して農薬使用量を制限して作られるため、人間の体にも安心安全な製品ができあがります。

さらに、フェアトレード製品を購入することでSDGsに貢献することもできます。

自分の行動が多くの人のためになると思うと、気持ちがいいですよね〜

これらは消費者にとっても大きなメリットと言えますね!

地球にとってのメリット

また、地球にとっても、環境に優しいというメリットがあります。

それは、農薬の使用量を制限するなど、環境保全の部分からわかります。

生産国の環境保全は、地球全体の環境保全にも繋がりますよね!

フェアトレードにはデメリットもある?

良いことずくしに見えるフェアトレードですが、じつはデメリットも考えられます。

それは、消費者や仕入れる企業側にかかるコスト面です。

フェアトレードの製品は、性格上、どうしても価格が高くなります。

また、仕入れる企業としてもコストが高くなってしまいますよね。

日本は特に、安いものが正義、みたいな風潮があるため、価格が高くなってしまうフェアトレード製品は避けられてしまう傾向があるかもしれません。

フェアトレードで私たちにできること

では最後に、フェアトレードで私たちにできることをご紹介しましょう。

まずは、フェアトレードについて知ることです。

先ほど紹介した通り、フェアトレード製品は高いという部分がデメリットでした。

しかし、フェアトレードの意味や仕組み、どうして必要なのか、生産者の生活などを考えると、多少高くても購入したいなという気持ちが出てくると思います。

私たちみんなでフェアトレードを理解し、それに見合った価格で購入しましょう!

また、それを周囲に知らせることも大切です。

日本はまだフェアトレードの認識が低く、製品も普及していません。

フェアトレードを知らない人たちに、ぜひ教えてあげましょう!

まとめ

今回はフェアトレードの仕組みについて、わかりやすく解説し、メリットとデメリットも合わせてご紹介しました。

フェアトレードは「公正・公平な貿易」のことで、取引の最低価格を保証し、さらに奨励金を受け取れる仕組みで、生産者が損なく取引きすることができます。

生産者だけでなく、消費者は質の良い製品が手に入ること、環境に優しいことなどのメリットがあります。

デメリットはコストが高いことですが、フェアトレードについて理解すると多少高い金額でも納得できるのではないかと思います。

まずは、フェアトレード製品を手に取ってみましょう!

その行動で多くの生産者が公平な報酬を得るのなら、私たちも嬉しいですよね!

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サステナブルな暮らしとは?暮らしの具体的な例をご紹介

サステナブルという言葉を街中のポスターやSNSなどで見かけることが増えたのではないでしょうか?

皆さんは、サステナブルとは具体的にどのようなことを意味するのかご存じでしょうか?

実はサステナブルとは、ただ環境に関する言葉ではなく国際的に注目がされている言葉です。

サステナブルの言葉の意味や語源、サステナブルな暮らしの具体例をご紹介します!

サステナブルな暮らしとは?

サステナブルの具体的な意味や、語源などを正確に理解することで重要性がより明確になります。

また、なぜ昨今、サステナブルという言葉が注目されているのか。

それは、SDGsとサステナブルな暮らしにとても深いつながりがあるからです。

SDGsは日本のみでなく国際的な取り組みであるため、SDGsと関係の強いサステナブルな暮らしが注目されることも納得ができます。

では、具体的にサステナブルな暮らしについて見ていきましょう!

サステナブルな暮らしの具体的な意味

サステナブルという言葉は聞いたことはあるかもしれませんが、具体的な意味はご存じでしょうか?

環境に関する言葉、リサイクルなどの関連語などふんわりと認識している方は今回の記事で正しいサステナブルの意味を理解しましょう!

サステナブルな暮らし=持続が可能な暮らし、サステナブルな商品=持続が可能な商品という意味です。

しかし、持続が可能な暮らしと説明されても、少し難しいですね。

もう少しわかり易く説明をすると、持続が可能ということは、使い捨てなどではなく継続的に利用ができるという意味です。

そのため、持続が可能な暮らしとは、今の生活だけでなく将来的にも継続的に暮らしていくことができる生活という意味です。

サステナブルな暮らしとSDGsの関係性

続いては、サステナブルな暮らしとSDGsの関係性を見ていきましょう。

SDGsという言葉は良く耳にするかと思いますが、具体的な言葉の意味はご存じでしょうか?

Sustainable Development Goalsの略語がSDGsです。

日本語に直訳すると、「持続が可能な開発の目標」という意味です。

上記で説明した「サステナブル=持続が可能な」と似ていますね。

言葉の意味からもSDGsとサステナブルはとても近しい関係性があることがわかります。

SDGsには17の目標が設定されています。

目標は、環境・社会・経済の3つをテーマに設定がされており、環境保全につながることはもちろんですが将来の担い手を育てるための教育なども含まれています。

また、SDGsの目標を達成した先にサステナブルな社会が実現するのです。

つまり、SDGsとはサステナブルな社会を築き上げるための方法なのです。

サステナブルな暮らしの具体例

具体的にサステナブルな暮らしとはどのような暮らしなのでしょうか?

日常から活用ができる具体例から、住宅を建てる時やリフォームするときに活用できる具体例をご紹介します。

食生活での取り組み:食材選び、フードロスの削減

サステナブルな暮らしを行うために最も取り入れやすいのが食材選びです。

食材を選ぶときに、サステナブル関連の認証を受けた食材を選ぶだけでも非常に効果的です。

サステナブルの認証には下記の種類があります。

・国際フェアトレード認証

・レインフォレスト・アライアンス認証

・MSC認証

・ASC認証

・有機JASマーク

また、食材選びを意識しても、フードロスが発生しています。

フードロスを改善することに効果的なのが、コンポストやベジブロスです。

野菜や果物の皮やヘタなどを利用することによりフードロスを減らすことができます。

住まいでの取り組み:エコデザインの住宅

住まいの取り組みで注目が集まっているのは、環境に良い材料を利用したエコデザインの住宅です。

環境に良い材料とは、珪藻土や漆喰の塗り壁材、天然石&リノリウムなどを指します。

材料の効果で室内を快適な温度に保つことで節電や資源の消費を減らしてくれる効果があります。

まとめ

個人で何か大きな変化を起こすわけでなく、日常の買い物で少し意識して環境に配慮された商品を買うなど気軽に貢献ができます。

少しずつ、できることからサステナブルな暮らしを実現していけば、ストレスもなく環境問題へ貢献ができます。

また、環境に良い商品は自身の体にも良い商品ばかりです。

環境と自身の体を守るためにもサステナブルな暮らしを取り入れてみましょう!

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家庭から出る生ごみの活用法!!コンポストの作り方とエコな暮らし

生ごみが堆肥になる

生ごみをエコに活用する方法は、ずばり堆肥にすることです。

堆肥はコンポスト(compost)とも呼ばれています。

また、堆肥を作る容器をコンポスター(composter)と言います。

実は昔から家庭で発生する生ゴミや落ち葉などを、微生物によって発酵・分解する文化はありました。

そのようにして出来上がった堆肥は、ガーデニングや家庭菜園で再利用するだけでなく地方自治体や農園に提供することもできます。

SDGsやサスティナブルが注目されている昨今は、コンポストへの注目が急激に上がっています。

そんなコンポストの作り方や活用方法などをご紹介します。

生ごみがどのように堆肥になるの?コンポストの作り方は?

それでは具体的に生ごみからコンポスト(堆肥)になる作り方を順に見ていきましょう。

①コンポスト(堆肥)の原料を準備する

何からでも堆肥が出来るわけではありません。

堆肥が出来る原料は主に下記です;

わら、落葉、野草、藻類、牛糞、鶏糞、茶葉、果物の皮、古新聞、ペットや人間の毛など

豚や鶏の骨、乳製品は堆肥の原料として利用できるものの、悪臭の原因ともなるため注意が必要です。

また、病気になっていたり、害虫に食べられている状態の良くない植物を入れてしまうと、せっかくの堆肥が汚染される可能性もあるので気をつけましょう。

②水気を切り、コンポスターに入れる

用意した原料の水気をしっかりと切り、コンポスターに入れます。

水気を切らずに入れてしまうと、悪臭の原因になるので注意しましょう。

原料を入れたら上から土を入れかき混ぜます。

しっかりと混ぜることで新鮮な空気を取り込み、堆肥化を促進させ悪臭などを防ぐことができます。

③発酵・分解

あとは、微生物の活動により堆肥になるのを気長に待ちましょう。

堆肥になるまでにはおおよそ1〜2ヶ月を要します。

適度に水分や中身をかき混ぜて空気を取り込むことによって発酵を促すことができます。

週に1~2回程度、中身をかき混ぜて状態の確認を行いましょう。

④コンポスト(堆肥)の完成

原料の原型が無くなり、土のような香りがするようになれば完成です。

早速、家庭菜園などに利用しましょう!

以上が、コンポスト(堆肥)の作り方です。いかがでしたでしょうか?

皆さんがイメージしていた作り方と違いはありましたか?

意外と想像していたよりも簡単だと感じたのではないかと思います。

堆肥の完成までの期間は数ヶ月必要なものの、実際に手をかける時間はほんのわずかです。。

何を原料として利用できるのかなどをしっかりと理解することで、悪臭なども防ぎ栄養いっぱいの堆肥を作ることができますよ。

エコな暮らししてみませんか?

コンポストの作り方をご紹介したので、次はコンポストすることによって何ができるのかを見ていきましょう。

原料となる生ゴミや落ち葉などは、ゴミとして処理をする際に大きな費用が発生しています。その費用を賄っているのは住民である私たちです。

また、現在、ゴミ処理場に集められたゴミを処理する主な方法は焼却処理です。焼却するときには、大量の二酸化炭素が発生し、環境に大きな悪影響をもたらしています。

コンポストは上記の問題を改善することはもちろんですが、下記のような活用方法もあります。

  • 栄養たっぷりな堆肥から美味しい野菜を家庭菜園で育てれる
  • 栄養が減ってしまった畑の堆肥として補填できる
  • ゴミの量を減らし、ゴミ袋の費用などを節約できる
  • 植物などの自然と向き合う時間が増え、セラピーの効果に繋がる
  • 地方自治体によっては、堆肥を贈与することで恩恵を受けられる

生ごみなどの身近なゴミから作れるコンポストでこんなにもエコな暮らしが実現できます。

ぜひ、手軽に始められるコンポストでエコな暮らしを実現しましょう!

まとめ

コンポストについてご紹介させていただきました。

思っていたよりも、コンポストの作り方が簡単だった!

こんなにもエコな暮らしができるんだ!

など、少しでも皆さんの気づきのお力に慣れていれば幸いです。

エコな暮らしは、コンポストなどの手段を知っていれば実は誰でも、すぐにでも、取り組めることなんです。

今回の記事を見て、少しでもエコな暮らしをしてみようと思った方は、すぐに上記のコンポストの作り方を見てチャレンジしてみましょう!

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スターバックスのカップが再利用できる?おしゃれに再利用する方法

スターバックスのカップが再利用できることを知っていましたか?

少しアレンジするだけで、日常に使える便利なアイテムに変身します。

そのまま容器として利用することもできるし、工夫しておしゃれなアイテムとして再利用することができます。

そんな、スターバックスのカップを賢く再利用する方法と具体例をご紹介します。

スターバックスのカップを再利用して、資源の不要な排出を減らしましょう。

使い捨てカップの現状

まずは日本の使い捨てカップの現状を知りましょう。

国際環境NGO グリーンピース・ジャパンが使い捨てカップの現状を調査した報告書を発表しました。

”引用元:国際環境NGO グリーンピース・ジャパン報告書全文(日本語翻訳版)”

https://www.greenpeace.org/static/planet4-japan-stateless/2022/07/f9e77e9d-disposablecupsinjapanesecafeindustry_jp_.pdf

日本の主要カフェチェーン9社を対象に行われた調査であり、2020年に3億6,950万個の使い捨てカップが消費されているということが判明しました。

1日に換算すると100万個以上が1日に消費されている計算になります。

また、スターバックスコーヒーの消費量は調査対象9社の中でも最も多く2億3,170万個を年間に消費しています。

重さにして1626.7tになり、全て焼却処理が行われていると想定すると、大量の排出ガスを生み出しいる事がわかります。

スターバックスのカップが再利用できる具体例7選

スターバックスの使用済みカップを再利用する方法7選をご紹介します。

シンプルですぐにでもできる方法や、少し工夫が必要だけど、とてもおしゃれな方法などがあります。

  1. シンプルにそのまま容器

まず一つ目は、カップ自体に手は加えずに再利用する方法です。

自宅で、コップの代わりにスターバックスのカップを利用したり、クッキーを入れて友達にプレゼントしたり容器として再利用してみましょう。

  1. ペン立て

自分の好きな絵を書いたり、カップの内側に色紙などを入れて自分好みのペン立てにしてみましょう。

内側に色紙を入れてデザインすると気分でデザインを変えることもできます。

  1. 小物入れ

複数の使用済みのカップがあるなら、画びょうやクリップ、マスキングテープなどの小物入れにもピッタリです。

小物を区別できることに加え、容器に統一性があるので見た目もおしゃれです。

  1. 落ち着ついた雰囲気のルームライト

ライトを中に入れて置いておくと、おしゃれなルームライトとして活躍します。

  1. 多肉植物や水植物を育てる小さなプランター

小さな多肉植物などを育てる際にはちょうど良いサイズです。

また、カップなので高さもあるため水植物の栽培にも適しています。

  1. 手作り消臭グッズ

消臭ビーズやコーヒーのカスなどを容器に入れて、置いておくと消臭剤の役割を果たしてくれます。

  1. 手作りケーキ缶

見た目がかわいくて人気になったケーキ缶を手作りで作ってみましょう。

スターバックスの冷たい飲み物用のカップなら中身が見えるのでケーキを中に入れてケーキ缶のように手作りで作れます。

まとめ

スターバックスに限らず、使用済みのカップは再利用が可能です。

年間数億もの使用済みのカップが捨てられていて、環境問題の原因の一つになっています。

そんな、カップもアイデアと工夫次第で再利用が可能です。

莫大な量が消費されているアイテムだからこそ、皆さんが再利用をすると大きな効果が生まれます。

上期の具体例でご紹介したように今すぐに取り組めることもあれば少し時間がかかることもあります。

大切なのは、廃棄が発生した際にこれは、何かに再利用できないかと考えることです。

美味しいスターバックスを飲んだ後に、カップの再利用ができるか一度考えてみましょう。

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