堆肥の簡単な作り方をご紹介!ガーデニング・家庭菜園にも使える!

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近年、SDGsの活動で「堆肥」や「コンポスト」という言葉を多く耳にするようになりました。

何となく知っているけど、意味や作り方は知らない…そんな人もまだ多いはず!

今回は、堆肥やコンポストとは何なのか、SDGsとしての大きなメリット、簡単な堆肥の作り方をご紹介していきます。

堆肥・コンポストとは?

まずはじめに、「堆肥」「コンポスト」とは何なのか、ご紹介しましょう。

堆肥とは、草や葉っぱ、動物の糞尿、生ごみなどの有機物を微生物の働きによって分解させた土のようなもののことを言います。

堆肥は大きく2種類に分けることができ、1つは植物からできた「植物質堆肥」、2つ目は動物の糞からできた「動物質堆肥」です。

堆肥と聞くと、植物を作るときに使用する肥料を連想させますが、じつは堆肥と肥料は少し違った特徴を持っています。

肥料は植物を育てるための栄養分であり、窒素、リン酸、カリウムが三大要素となっています。

堆肥は、肥料としての働きを担いつつ、土壌改良という働きも持っているのです!

土壌改良により、土が柔らかくなり、害虫の発生を抑えることができるため、植物が健康的に育ち、収穫する量も増えると考えられています。

堆肥は肥料と比較しても、一石二鳥な特徴がありますね!

そして、堆肥とよく一緒に登場するコンポスト…これは堆肥の英語訳にあたります。

しかし、日本では堆肥を作る容器のことを「コンポスト」と呼ぶことが多いようです。

最近では、簡単に堆肥が作れるコンポストも販売されており、SDGsやエコ活動の中で、注目を集めています。

コンポストを使って自宅でSDGs!メリットはたくさん!

では一体どうして、堆肥やコンポストがSDGsやエコなのでしょうか?

それは、堆肥やコンポストが家庭から出る生ごみを削減してくれるからです。

家庭から出る生ごみは、家庭ごみ全体の中でも3割の量にあたり、それらのほとんどが燃えるごみとして処理されています。

ごみを燃やすことは二酸化炭素の発生を伴い、地球温暖化にとって悪影響です。

しかし、もし家庭でコンポストを使って堆肥を作っている場合、生ごみが出た時にコンポストに入れると、自然に分解され、数週間で生ごみの原形が消え、生ごみの量を減らすことができるのです!

つまり、今までごみとして出していた生ごみは削減することができ、SDGsに貢献できます。

さらに、堆肥やコンポストのメリットはまだあります。

それは前述した通り、堆肥の肥料としての働きと土壌改良としての働きを活用し、野菜や果物などの植物を育てられることです!

自分で食べた野菜や果物の皮から、また美味しい野菜や果物ができるなんて、SDGsの考えにぴったりですね。

しかし、都会などではなかなか自分で野菜や果物をたくさん作ることが難しいでしょう。

その場合、自治体によって家庭で作った堆肥を回収し、農園や花壇などで活用してくれる取り組みも行われています。

地球のためにも、地域のためにも、堆肥作りにはメリットが多いことがわかりますね!

生ごみ活用で自家製堆肥の作り方

では最後に、メリットたっぷりの堆肥を自宅で作る、作り方についてご紹介していきます。

【準備するもの】
・堆肥を作る容器(バケツやゴミ箱、プランターなど)
・腐葉土(普通の土でも可)
・米ぬか(市販の発酵促進剤でも可)
・生ごみや雑草、落ち葉など

① 容器に生ごみや雑草、落ち葉などを入れる
  (水気が多いと臭いの原因になるため、生ごみはしっかり水気をきる)
② その上に、腐葉土と米ぬかを混ぜたものを入れる
③ ①と②を繰り返し、ミルフィーユ状にしていく
④ 容器いっぱいになったら新聞紙やいらない布などで蓋をして、1ヶ月間放置すると完成

できあがった堆肥は土に混ぜて使用することができます。

その際に、肥料も混ぜてしまうと土に栄養が多くなりすぎて、かえってよくないため、注意しましょう。

白いカビが発生する場合がありますが、それは発酵に必要なカビなので安心してください。

青カビの場合は水分量の多さを示しているため、腐葉土を入れるなど調整が必要です。

堆肥を作る容器は、雨がかからず風通しの良い場所に置いてください。

時間や手間はかかりますが、出来上がった堆肥は次の植物のために大活用できます!

自分で作った植物は愛着がわくものですが、堆肥まで自家製となるとさらに想いのこもった植物になりそうですね!

まとめ

今回は、堆肥やコンポストとは何なのか、SDGsとしての大きなメリット、簡単な堆肥の作り方をご紹介しました。

堆肥は、草や葉っぱなどの有機物を微生物の働きによって分解させたものです。

メリットは、生ごみを削減してくれること、肥料と土壌改良の働きで植物に栄養を与えてくれることがあります。

SDGsにとって、堆肥はとってもメリットが大きいとわかりました!

さらに、作り方も簡単!興味がある方は一度挑戦してみてください!

ガーデニングや家庭菜園に利用したり、回収してもらって地域のために活用したり…そして、それが地球のためにもなってくれる堆肥ってすごい存在だと思います!

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