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環境に優しい植物由来のストローとは?メリットや種類が気になる!

今世界規模で、プラスチックゴミを減らそうとする動きがあります。

なかでも、特にプラスチックストローは環境や動物たちにとって悪影響なため、それに代わる植物由来のストローが注目を集めています!

今回は、環境に優しいと言われる植物由来のストローとは?誕生した理由やメリット、種類について詳しくご紹介したいと思います。

植物由来のストローとは?

まずは、植物由来のストローとは何なのか、誕生した理由についてをご紹介しましょう!

植物由来のストローとは、植物を使用して作ったストローのことです。

一昔前は、ストローと言えば、プラスチックのものが大部分をしめていました。

しかし、環境汚染による地球温暖化や生物絶滅の危機などが問題となってきてから、プラスチック製品の在り方が問われるようになりました。

プラスチックは、廃棄の際に燃やすことでco2が排出され、地球温暖化の原因の1つになっています。

そのため、世界中の多くの場所でプラスチックゴミを減量させる工夫が行われているのです。

プラスチックゴミの中でも、厄介なのがプラスチックストローの存在です。

プラスチックストローは、その他のプラスチック製品と比較してリサイクルしにくい性質があります。

それは細長く軽い形状が原因です。

その形状が故に、リサイクル機器の間に挟まりやすく処理が難しい、また、リサイクル回収を行った際に、すり抜けて落ちやすいなどが考えられます。

リサイクルできなかったプラスチックストローは海洋ゴミになり、鋭利さが原因で海の動物たちを傷つけてしまうのです。

2015年に公開されたウミガメの鼻にプラスチックストローが刺さっている映像は多くの人の印象に残りました。

人間にとっては便利なプラスチックストローが、海の動物にとっては危険な凶器であることがわかったのです。

そこで、プラスチックストローに代わる製品として誕生したのが、植物由来のストローです。

植物由来だけでなく、紙ストローなどのプラスチックじゃない商品も多く開発されています。

おそらく、今後はプラスチックストローの供給は減り、植物由来や紙製品のストローがメジャーとなるでしょう。

植物由来のストローのメリットは?

さて、そんな環境汚染解決のため、誕生した植物由来のストロー。

メリットはどんなところにあるのでしょうか?

1つ目は、前述した通り、環境に優しいことです。

植物由来のストローは使用後に燃やしたとしても、co2の排出量が少なくて済みます。

さらに、自然に還るものが多く、土に埋めることで堆肥となり、姿を消します。

もしも海に流れていったとしても、海中で分解され、動物たちの凶器とはなりません。

2つ目のメリットは、紙ストローよりも使用感が良いことです。

最近、飲食店ではプラスチックストローから紙ストローに代える動きが多く見られます。

紙ストローも環境に優しい部分が多いのですが、一方で「使用感が悪い」という声が多くあがっています。

その理由は、飲み物によって紙がふやけることで、飲み物本来の味を損なわせてしまうからです。

一方、植物由来のストローはふやけにくく、口に触れても違和感を感じにくいという面で、紙ストローよりも使用感が良いと口コミが拡がっています。

環境に優しいとはいえ、せっかく飲み物を飲むのですから、味を損なわないに越したことはありません。

植物由来のストローは、その両面に対応できているメリットの多いストローなのです。

植物由来のストローはどんな種類がある?

では、植物由来のストローには、どんな種類のものがあるのでしょうか?

ここでいくつかご紹介していきます。

① 草でできたストロー

1つ目は、草でできたストローです。

草の茎を利用したストローで、藁でできたストローとも呼ばれます。

ストローは英語で藁という意味なので、草でできたストローは原点に戻ったような商品と言えますね。

最近では、東京農業大学の学生たちが作った草でできたストローが話題になりました。

使い心地はまるでプラスチックストロー、でも完全自然由来で自然に還る性質を持っています。

見た目は植物の茎そのものなので、和風なドリンクにぴったりかもしれません!

② サトウキビでできたストロー

2つ目は、サトウキビでできたストローです。

サトウキビを使って作られたストローで、こちらも100%植物由来で製造でき、廃棄する際は、土に還る性質があります。

サトウキビなので、甘いストローなのでは?と想像してしまいますが、実際は無味無臭、飲む感覚はプラスチックストローに近く、耐久性にも優れています。

ただ、ギュッと潰すとパチンと割れてしまうため、ストローを噛む癖のある人は要注意かもしれません。

③ 竹でできたストロー

3つ目は、竹でできたストローです。

通常のストローサイズの細い竹を使用して作ります。

竹でできたストローには、使い捨てのものから繰り返し使えるものまで存在します。

竹には、抗菌作用があるため、清潔さを保ったまま使うことができるのは嬉しいですね。

もちろん自然由来ですし、自然に還る性質があり、さらに繰り返し使えるとなれば、一石何鳥にもなります!

④ 木でできたストロー

4つ目は、木でできたストローです。

木造住宅会社であるアキュラホームが世界で初めて開発し、話題を集めました。

日本の伝統と言われる「かんな削り」によって木を薄くスライスし、それを丸めるなどして作られている個性豊かなストローです。

こちらも、4〜5回ほど繰り返し使うことが可能で、飲み物に長時間つけてもふやけることがありません。

木の香りはなく無臭で、木製である温かみだけを感じることができます!

⑤ 米でできたストロー

5つ目は、米でできたストローです。

日本人にとって親しみやすいお米で作られたストローです。

当社の商品「RICE STRAW」もお米を使用し製造したストローで、100%天然由来の原料でできているため、土に埋めると自然に分解されます。

RICE STRAWが分解された土は栄養たっぷりの堆肥となるため、その堆肥を使用して新たな作物を育てることも可能!リサイクルよりもエコな「サーキュラーエコノミー」を実現できるストローです。

主原料には、捨てられてしまうはずだったお米=廃棄米を使用しているため、フードロス問題の改善にも貢献をしています。

使い心地もプラスチックストローに近く、飲み物の味を邪魔しないばかりか、カラフルで見た目にもこだわりを持っています。

もちろん着色料はお野菜や植物から抽出した天然着色料のみを使用しているため、全てにおいて安心して使っていただけますよ!

飲み物の種類によって、色を使い分けることができるのはその他の植物由来ストローには少ないため、飲み物やその見せ方にこだわりのあるカフェなどにおすすめですね。

まとめ

今回は、環境に優しいと言われる植物由来のストローとは?誕生した理由やメリット、種類についてご紹介しました。

植物由来のストローが誕生した理由は、プラスチックストローの環境汚染が深刻化したためです。

植物由来のストローは、環境に優しいという大きなメリットの他に、紙ストローよりも使用感が良い部分という部分があります。

種類は、「草」「サトウキビ」「竹」「木」「米」など多くのものが開発されています。

地球のこと、未来のことを考え、植物由来ストローのような環境に優しい製品を積極的に使っていきましょう!

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日本でも大注目のプラントベースフードとは?

最近話題の「プラントベースフード」ってご存知ですか?

世界的に広がりを見せ、日本でも注目を集めている、地球と健康に配慮した新しい食べ物です。

今回はそんなプラントベースフードとは一体どんな食べ物なのか、注目されている理由や手軽に取り入れることができるおすすめ商品をご紹介していきます!

プラントベースフードって何?

では早速、プラントベースフードとは一体何なのかご紹介していきましょう。

プラントベースフードとは、その名の通り、植物性の食材からできている食べ物のことを言います。

代替肉もプラントベースフードの1つです。

このプラントベースは、最近よく聞くヴィーガンと同じなのでしょうか?

ヴィーガンは卵、乳製品を含むすべての動物性食品とはちみつを一切口にしない人のことを言います。

一方で、プラントベースは、基本的に植物性の食材からできている食べ物を食べますが、動物性食品を一切口にしないという訳ではありません。

例えば、ヴィーガンの人は白砂糖を食べません。

白砂糖の原料は、サトウキビとてん菜で、植物由来のものです。

しかし、白砂糖を精製する際に、「骨炭」と呼ばれる動物の骨を使用します。

つまり、白砂糖は100%植物性とは言い難いのです。

逆にプラントベースの食生活では、白砂糖を使用することもあります。

プラントベースは植物性を基本としているものの、一部動物性も摂取する、ヴィーガンは動物性を一切摂らないという違いがあるのです。

プラントベースフードが注目されている理由

お次は、プラントベースフードが注目されている理由について、ご紹介します。

① SDGsへの配慮

1つ目の理由は、SDGsへの配慮です。

日本では人口の減少が問題になっていますが、世界的規模で考えると人口は増加傾向にあります。

その一方で、牛・豚・鶏などの動物性タンパク質は供給不足が問題視されており、早ければ2025年から30年に需要と供給のバランスが崩れると言われています。

つまり、これまで通り、動物性タンパク質を消費していくと、将来的に動物性タンパク質を摂るのが難しくなるということです。

今後も動物性タンパク質を持続的に摂り続けるために、SDGsに配慮したプラントベースフードに注目が集まっているのです。

② 健康と美容

2つ目の理由は、健康と美容のためです。

プラントベースフードは植物性、つまり、野菜を多く含む食べ物です。

野菜不足を補うだけでなく、低カロリーで低脂質という面ももっています。

現代人の食生活は脂肪と糖の摂りすぎが問題視されるため、プラントベースフードを取り入れることで食生活の改善が見込めます。

それによって、ダイエットも成功するかもしれません!

地球にも優しく、さらに自分の健康と美容にも役立つとなれば、多くの人が注目しない訳がありませんよね!

手軽に取り入れられるプラントベースフードはこれ!

さて、お次は手軽に取り入れられるプラントベースフードについてご紹介します。

カゴメ「プラントベースシリーズ」

1つ目は、カゴメから発売されている「プラントベースシリーズ」です。

野菜と大豆で作った「ベジミートボール」やこのミートボールが入ったレトルト食品「マサラカレー」「トマトソース」などを発売しています。

さらに、動物性原材料を配合していない「野菜だし」という調味料も発売中です!

レトルトから調味料まで、幅広くプラントベースフードを扱っているのが特徴ですね。

ネクストミーツ

2つ目は、「地球を終わらせない」をコンセプトにさまざまなプラントベースフードを扱っているネクストミーツです。

ネクストミーツで有名なのは、代替肉と呼ばれる植物性のお肉です。

「牛丼」や「ハラミ串」「バーガーパティ」などの肉肉しい食品から、「麻婆茄子」「ビーフシチュー」などのおかずにぴったりの食品まで発売されています。

次々と新商品を出しているため、今後も注目したいプラントベースフードブランドですね!

ニンジャジャーキー

3つ目は、サステナブルでヘルシーな商品を扱うNinja Foodsが販売する「ニンジャジャーキー」です。

その名の通り、ジャーキーなのですが、なんと「ニンジャジャーキー」はこんにゃくと野菜を使用して作られたヘルシーなおつまみなのです!

動物性素材不使用で、低カロリー、食物繊維が多く含まれており、さらに食べ応えも抜群!

お酒のお供だけでなく、ダイエットにもおすすめです。

グリコ「アーモンド効果」

4つ目は、グリコが発売するアーモンドミルク「アーモンド効果」です。

最近ではスーパーなどで当たり前のように目にするようになったプラントベースミルク。

「オーツミルク」や「豆乳」「ココナッツミルク」などもありますが、中でも健康的で飲みやすいと人気なのが「アーモンドミルク」です。

そして、「アーモンドミルク」の中でも有名な商品がグリコの「アーモンド効果」で、飲みやすさとコスパの良さで高い人気を集めています。

ハーゲンダッツ「グリーンクラフト」

5つ目は、人気アイスクリームブランド、ハーゲンダッツの「グリーンクラフト」です。

「グリーンクラフト」は牛乳ではなく、豆乳から作られたハーゲンダッツで、体や地球に優しいだけでなく、乳製品アレルギーの方に向けて作られた商品なのです。

豆乳アイスと聞くとヘルシーでさっぱりしたイメージですが、「グリーンクラフト」はハーゲンダッツならではの濃厚さをバッチリ引き出しています!

プラントベースフードを選ぶ注意点

さて最後は、プラントベースフードを選ぶ注意点をご紹介します。

プラントベースフードは基本的に体に良い食べ物ですが、注意すべき点を無視すれば、逆に体に良くないものとなってしまうため、要チェックです!

栄養が偏る

まずは、プラントベースフードのみでは栄養が偏ってしまうという点です。

プラントベースフードは確かに体に良い食べ物ですが、人間の体には、動物性食品からしか摂れないタンパク質やビタミンB12も必要になります。

プラントベースフードでは補えない部分は、サプリメントや動物性食品を食べて補うしかありません。

たまに動物性食品も取り入れ、バランスの良い食生活を心がけましょう!

表示をチェック

2つ目の注意点は、販売されているプラントベースフードには、一部動物性由来のものもあるという点です。

前述した通り、プラントベースフードは植物性をベースとした食べ物であるため、商品によっては一部動物性由来のものも含まれています。

もし、アレルギーやヴィーガンのためにプラントベースフードを食べる時は、表示をしっかりチェックした上で食べることをお勧めします!!

まとめ

今回はプラントベースフードとは一体どんな食べ物なのか、注目されている理由や手軽に取り入れることができるおすすめ商品をご紹介しました。

プラントベースフードは、植物性の食材からできている食べ物のことで、ヴィーガンとは違った概念に成り立っていることがわかりました。

そして今、SDGsへの配慮や健康と美容のために、注目が集まっています。

手軽に取り入れるための商品はすでに多く発売しており、これから私たちにとってメジャーな商品になりそうな予感がしますね。

栄養が偏らないことに注意しながら、地球のため、自分の体のためにプラントベースフードを取り入れていきましょう!

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CO2削減はなぜ必要?企業の取り組み事例や個人でできることとは?

今、世界中でCO2削減の取り組みが盛んです。

環境問題を目にしても必ず出てくる「CO2削減」の言葉ですが、一体なぜCO2削減が必要だと言われているのでしょうか?

企業ではどういう取り組みが行われているのか、個人でできるCO2削減対策が気になります…

今回はCO2削減はなぜ必要なのか、さらに、企業の取り組み事例から個人でできることをご紹介していきます。

CO2の削減はなぜ必要なの?

まずはじめに、CO2削減はなぜ必要なのか、わかりやすく解説していきましょう!

CO2削減は世界中が共通で取り組むべき事柄です。

その理由は、地球温暖化にあります。

CO2やメタンガスなどの温室効果ガスと呼ばれるものは、地球の温度を暖める働きがあります。

もし温室効果ガスが地球に存在しなかったら、地球の温度はマイナス19度くらいになると言われています。

しかし、逆にこの温室効果ガスが増えすぎると、気温が上昇し、温暖化してしまうのです。

実際に、世界の平均気温は上昇傾向にあり、近年はその気温上昇スピードが早まり、このまま進めば2100年までに1.1〜6.4度上昇すると言われています。

温暖化することで、海面の上昇や自然災害の増加、生物の減少など、地球上の全ての生き物に悪影響が及びます。

CO2は温室効果ガスの中でも特に、地球温暖化への影響が大きいと言われており、CO2削減の必要性が訴えられているのです。

CO2削減目標は?

では、具体的に、どのくらい削減したらいいのでしょうか?

じつは、環境省により2021年4月に、CO2などの温室効果ガスに関して具体的な目標値が定められています。

それは2030年度までに、46%削減(2013年と比較して)することです。

さらに、50%削減の挑戦を続けることも表明しています。

また、アメリカの削減目標は2005年と比較して50〜52%、ヨーロッパ連合は1990年と比較して55%、イギリスは1990年と比較して68%です。

日本を含めた上記の国全てで、2050年にはカーボンニュートラル実現を目標としています。

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出をゼロとすることを言います。

この削減目標は、年々強化されているため、次の見直しの際はもっと削減数が大きくなっている可能性があります。

そのくらい、CO2などの温室効果ガス削減は地球にとって大切な事柄なのです。

CO2削減のための企業の取り組みとは?

ここまでで、CO2削減の必要性や各国が目標値を掲げ行動していることがわかってもらえたと思います。

では、CO2削減のため、企業はどのような取り組みを行っているのでしょうか?

ここからは、企業のCO2削減の取り組み事例をご紹介しましょう!

1つ目は、運送業者の取り組みです。

運送業に欠かせない自動車は、CO2排出量のうちとても大きな割合をしめています。

そのことを受けて、ヤマトホールディングスと佐川急便は車両にハイブリット車や電気自動車のようなクリーンエネルギー車を採用し、近隣の配達では自転車の使用も積極的に行うことで、CO2削減に貢献しています。

2つ目は、イオンの取り組みです。

イオンは全国17000店舗以上、世界11カ国に進出する大型小売業です。

その全店舗で、2025年までに使用電力を100%再生可能エネルギーに切り替えることを目標にした取り組みが行われています。

その他にも、一般家庭から余剰電力の買取、地域への植樹など、サステナブルな活動に積極的に取り組んでいます。

3つ目は、トヨタ自動車の取り組みです。

車を作る工場をスリム化しただけでなく、使う電力を再生可能エネルギーに変更し、さらには今後工場から出るCO2をゼロにするという目標を掲げています。

トヨタ自動車のこれらの取り組みは大変高い評価を得ており、ブランド総合研究が行った調査では3年連続で最高評価を得ています。

4つ目は、サントリーの取り組みです。

サントリーと言えば、清涼飲料水ですが、そこで使用されるペットボトルのリサイクル技術を向上させ、なんと石油由来原料に比べCO2を約70%削減できるシステムの開発に成功しました。

また、2050年までにCO2排出量ゼロを目標としています。

5つ目は、ユニクロの取り組みです。

ユニクロは、店舗とオフィスの使用電力を100%再生可能エネルギーへ転換し、商品製造におけるCO2排出量も2019年から20%削減するという目標を掲げています。

どの企業も多くの人が知る有名企業ですね。

CO2削減の動きが、大企業から中小企業へと伝わっていくことが大切です。

CO2削減のために個人ができることは?

では、私たち個人がCO2削減のために、何かできることはないのでしょうか?

最後に、CO2削減のために個人ができることをご紹介して終わりたいと思います。

個人でできることの1つ目は、エアコンの温度設定です。

地球温暖化のため、夏の暑さがエアコンなしでは乗り切れない温度になってきました。

しかし、エアコンは家電の中でも多くの電力を使用する機器の1つです。

そのため、温度設定で少しでも電気の節約が必要になります。

例えば、冷房の際に1度温度を上げる、暖房の際に1度温度を下げるなどです。

冷房を1度上げると約13%、暖房を1度下げると約10%、電気代が節約できます。

それと比例してCO2の量も減らすことができ、一石二鳥です。

2つ目の個人でできることは、自動車の使用を控えることです。

経済産業省によると、1世帯あたりの平均CO2排出量は約3,900キログラムと言われており、その中でもガソリン車によるCO2排出量は全体の21.6%と2番目に多い割合でした。

(1番目は自宅にある全ての家電製品で47.6%)

そこを、半分ほど自転車や徒歩に置き換えると、世帯内で10%のCO2削減に繋げることができます。

3つ目の個人でできることは、待機電力のカットです。

使われていない家電であっても、コンセントにささっているだけで待機電力というのが発生します。

長時間使用しない場合は、コンセントを抜き、待機電力をカットしましょう。

そのことで、1世帯あたり年間6000〜7000円の節約、消費電力は5.1%の削減になります。

これが最も簡単にできるCO2削減方法ですね!

ちょっとした工夫で、個人でも地球のために活動することができるのです!!

まとめ

今回はCO2削減はなぜ必要なのか、さらに、企業の取り組み事例から個人でできることをご紹介しました。

CO2が排出されることで、地球温暖化に大きな悪影響を与えます。

それを受けて、世界各国でCO2削減の目標が掲げられました。

そして、企業もさまざまな方法で、CO2削減を目指した取り組みを行っています。

企業だけでなく、個人での対策もとっても大切です。

1人1人が地球のことを考え、ちょっとした工夫でCO2削減ができたらいいですね!

この記事を参考に一緒に取り組んでいきましょう!

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気候変動でどんな影響があるの?身近な具体例をあげてご紹介!

ここ数年で一気に耳にするようになった「気候変動」という言葉!

どこか遠い国のお話…と感じていた人も、最近になってどんどん現実をおびてきたのではないでしょうか?

しかし、まだ実感のない人も少なくはないはず。

今回は気候変動で今現在、私たちがどのような影響を受けているのか、身近な具体例をあげてご紹介していきます。

「気候変動」について勉強し、今後の地球での暮らし方を考えていきましょう!

気候変動とは?原因は?

まずは、気候変動とは一体何を指すのかご紹介します。

気候変動とは、気温や湿度、降水量などの気候が変動していくことを言います。

名前の通りですから、きっと多くの人が理解していると思います。

ただ、気候変動がどうして起こるのか、原因を詳しく説明できる人は少ないかもしれません。

気候変動の原因は、2つ考えられます。

1つ目は、自然による気候の変化です。

地球は生きている惑星ですから、海からは水蒸気が出ており、火山活動も活発に行われています。

さらに、地球の周りをまわる太陽や月も常に活動しています。

これらが原因で、自然に気候変動が起こっているのです。

そして、2つ目は、人間による気候の変化です。

今、問題になっている原因はこちらですね。

人間が生活をするための、発電や物の生産、その物を運ぶ輸送、大量消費などによって温室効果ガスが排出されています。

その温室効果ガスが大きな問題なのです。

排出された温室効果ガスは地球を覆うように留まるため、地球上の熱を逃すことができなくなります。

よって、熱がこもった状態が続き、温暖化という気候変動へと繋がっていくのです。

これまでは産業の発展を優先するあまり、温室効果ガスの排出には注目が集まっていませんでした。

しかし、世界中の気候変動が顕著になった今、温室効果ガスの排出を減らす活動が各国で行われています。

とはいえ、私たち個人の中では、まだ危機意識の薄い人も多いと思います。

ここからは、気候変動がもたらす身近な影響について、わかりやすくご紹介したいと思います!

身近な気候変動の影響① 異常気象

1つ目の身近な気候変動の影響は、異常気象です。

例えば、年間の真夏日を見てみましょう。

気象庁のデータによると、1910年から1939年の間の真夏日の平均が35日間に対して、1990年から2019年の間の真夏日は約41日間と6日も増加しています。

さらに、これまでの観測史上最高気温の10位ランキングのうち、7つの記録が2018年以降に観測されたものでした。

最新情報では、今年(2023年)の7月に、東京都の猛暑日が最多を更新しています。

多くの人が実感している通り、実際に気温の上昇が見られており、夏の過酷さが高まっていることがわかります。

また、環境省によると、このまま何の対策もしない場合、21世紀末には東京都の年間真夏日が約103日間にもなると考えられています。

つまり、無対策だと1年の3分の1が気温30度以上の真夏になるということです。

暑いのはもちろん日本だけではありません。

世界的にも、NASAなどが今年の7月(2023年)は「1850年以降最も気温が高い月」だったことを発表し、特に南北アメリカ、北アフリカ、南極半島の一部が平年を約4度上回りました。

異常気象は気温だけでなく、台風にも影響しています。

気温が上がることで海面の水温も上昇します。そして、温かい海面が原因で台風の勢力が強くなり、しかも勢力が強まる位置が年々北上していると科学雑誌「ネイチャー」から指摘されています。

台風勢力が強くなる位置が北上する=台風が強い勢力を保ったまま日本にやってくることを意味します。

台風の数に変化はありませんが、近年、台風の勢力が強まっているのは、気候変動による異常気象が原因だったのです。

身近な気候変動の影響② 海面上昇

2つ目の気候変動の影響は、海面上昇です。

世界的に気温が上昇することで、北極や南極にある氷が溶け出し、海面の上昇に繋がっています。

IPCC第5次評価報告書によると、21世紀(1986〜2005年平均から2081〜2100年平均まで)の海面上昇の値は26〜82センチメートルと言われています。

これは海に囲まれた日本にとって、とても深刻な状況だと言えます。

それは海面が1メートル上昇することで、日本の9割の砂浜が失われると予測されているからです。

上記報告書の予想年まで、まだ時間があるとはいえ、未来の日本人が住む場所を失う可能性があると考えると、楽観視できるデータではないことがわかります。

身近な気候変動の影響③ 生態系の変化

最後3つ目の身近な気候変動は、生態系の変化です。

これは上記2つの影響から生まれる結果です。

気温と海面の上昇によって、多くの動物たちが絶滅の危機に立っています。

例えば、ホッキョクグマやコアラ、トナカイ、アオウミガメなどです。

私たち日本人からするとほとんどが動物園にいる動物なので、身近には感じられないかもしれませんが、絶滅の危機に立っているのは動物たちだけではありません。

植物も同様です。

日本で言うと、冷温帯で見られるブナ林(落葉広葉樹林)が減少し、アカガシなどの暖温帯林が増加します。そのことでブナ林を好む昆虫や貝類が一緒に減少していきます。

さらに、野生のツキノワグマもブナ林の実を食べ物としているため、ブナ林が失われることで食べ物を求めて、山の麓に降りてくる可能性が高まります。

そのことで人的被害や農作物の被害にも繋がりかねません。

生態系の変化は一見自分に影響が少なそうに見えますが、回り回って最終的には、人間の生活にも関係してくるのです。

まとめ

今回は気候変動で今現在、私たちがどのような影響を受けているのか、身近な具体例をあげてご紹介しました。

気候変動とは、気温や湿度、降水量などの気候が変動していくことを言います。

その原因の1つは、人間が排出した温室効果ガスと考えられています。

そして、身近な影響として「異常気象」「海面上昇」「生態系の変化」の3つをご紹介しました。

どれも人間や動物・植物にとって、とても重大な問題であることがわかってもらえたと思います。

これらの問題を遅らせるために、温室効果ガスの排出を減らすなど、何らかの対策が必要になります。

私たち個人には、まず知るということ、エコな商品を使用すること、無駄な消費をしないことなど、できることを意識することが大切です。

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おうちゴミの減量チャレンジでエコ生活!

はじめに紹介するのは、おうちのゴミを減量させるエコチャレンジです。

環境省によると、2021年に家庭から出たゴミの総排出量は4,167万トン(東京ドーム約112杯分)、1人1日当たりのゴミ排出量は901グラムと言われています。

かなりの量のゴミが排出されていますね…

ゴミが増えるといけない理由は、ゴミを燃やして処理する時に出る二酸化炭素が温暖化などの気候変動に悪影響を及ぼすからです。

これを食い止めるべく、多くの人がゴミ減量に取り組む必要があるのです。

でも、実際にゴミを減らすってどうすればいいの?

ということで、具体的な工夫をご紹介しましょう。

① 食べ物を作りすぎない・買いすぎない

1つ目は、食べ物を作りすぎない、買いすぎないことです。

2020年度の農林環境省の報告によると、事業系のフードロスが約275万トン、家庭系が約247万トンでした。

事業系のフードロスの方が多いとはいえ、家庭系フードロスも決して少なくはありません。ここで必要になる工夫は作りすぎない、買いすぎないことです。

食べる分だけを作る、または買う、冷凍保存で後日食べるなどの、ちょっとした工夫でフードロス解決に近づくことができます。

② 無駄な物は買わない

2つ目は、無駄な物を買わないことです。

近年、ミニマリストという必要最小限の物しか持たない生活が流行しています。

物を持たないので、廃棄する物も減少していきます。

エコなことはもちろん、買わないことで経済的に豊かになるという考え方もあります。

③ リサイクルショップ・フリマアプリの活用

そして、3つ目はリサイクルショップやフリマアプリの活用です。

いらなくなった物は、その人にとってはゴミですが、別の人にとっては欲しい物である可能性があります。

リサイクルショップやフリマアプリで販売すれば、ゴミの削減に繋がり、さらに経済的にもエコになりますよ。

省エネ節約チャレンジでエコ生活!

次にご紹介するチャレンジは、省エネでの節約です!

省エネとは、省エネルギーの略で、今あるエネルギー資源がなくなることを防ぐために、エネルギーを効率的に使用することを言います。

エネルギーの効率化と聞くと、難しく感じますが、じつはちょっとした工夫で自宅での省エネを実現することができるのです!

具体例を3つ挙げてみましょう。

① 家電を使っていない時は電源OFF

1つ目は、使っていない家電の電源をOFFにすることです。

たったそれだけで、省エネすることができます。

電源をOFFにするだけでなく、家電のコンセントを抜くことでさらなる省エネが期待できます。

家電は使用していなくてもコンセントに刺さったままになっていると、待機電力が発生します。

Looopでんきによると、待機電力の年間電気代は6000円から7000円と言われています。

月々に換算すると数百円ですが、これが1年10年と積み重なると大きな金額になります。

つまり、待機電力カットを継続的に行うことによって、大きな省エネへと繋がるのです。

② エアコン・冷蔵庫の温度設定

2つ目は、エアコン・冷蔵庫の温度設定を工夫することです。

家電の中でも、特に電気の消費量が多いのがエアコンと冷蔵庫です。

エアコンは、冷房時に省エネ推奨温度である28度に設定する、または今の温度より1度高めに設定する毎に10%の節電に効果的です。

また、冷蔵庫は家電の中で最も電力を使用する電化製品として知られています。

適正温度は、冷蔵室が1〜5度、冷凍室がマイナス18〜マイナス22度、野菜室が3〜7度と言われているため、温度をチェックして冷やし過ぎている場合は、温度設定を「弱」にすることで省エネになります。

③ 省エネ家電の導入

そして、3つ目は省エネ家電を導入することです。

今は数々の省エネ家電が販売されていますよね!

省エネ家電に買い替えることで消費電力の減少と電気代の削減が可能になります。

最も手軽なところで、照明器具の買い替えです。

大塚商会によると蛍光灯をLEDライトに変えるだけで電気代を約71%も削減することができるそうです。

家電を一気に省エネ仕様に買い替えるのは難しくても、照明であればそれほどコストはかかりません。

すぐにできる省エネでエコな節電と言えますね!

クリーンな自然を守る水道チャレンジでエコ生活!

さて、お次のチャレンジは水道の節水チャレンジです。

あまり意識されていませんが、水を出す際には多くの電気が使用されています。

電気を使用すると二酸化炭素が発生します。

電気の家庭使用と言えば、家電を思い浮かべますが、じつは家庭の水回りからの二酸化炭素排出量は日本全体の5%と言われているのです。

つまり、節水が節電に繋がり、排出される二酸化炭素量を減らすことができるということになります!

では、そんな節水の具体的な方法をまとめてご紹介しましょう。

① お皿を洗う時に水をためて洗う

1つ目は、お皿洗いの際に水をためて洗うことです。

例えば、水道の水を5分間出しっぱなしにすると、約60リットル流れていくと言われています。これを毎食後、繰り返すと約5500リットルもの水を流すことになり、その量の多さがわかります。

出しっぱなしを予防し、オケなどにためて洗うことで、水を節約しながら洗うことができますね!

② お風呂のお湯の再利用

2つ目は、お風呂のお湯の再利用です。

例えば、残り湯を洗濯物に使ったり、洗車や掃除などに使ったりすることができます。

特に、洗濯物の水は毎日大量に使用するため、お湯の再利用によって節水度が高くなります!

外出先でもちょこっとチャレンジでエコ生活!

最後のエコチャレンジは、外出先でのエコ商品の活用です。

自宅だけでなく、外出時こそ、消費の機会が増えます。

そんな時もエコな生活を忘れず、無駄な消費が増えないように意識しましょう!

外出先では、エコ商品の利用をお勧めします。

例えば、タンブラーや水筒の使用、エコバック、マイはしの持参です。

このことで、紙コップやペットボトル、ビニール袋、割り箸のゴミを減らせます。

最近では、テイクアウトのコーヒーをマイタンブラー、マイ水筒に入れてくれるサービスがポピュラーになりつつあります。

また、エコバックも袋の有料化で多くの人が持参しているでしょう。

さらに、折り畳み傘の持ち歩きも咄嗟の雨で無駄な傘を買わずに済む、エコな活用方法だと言えますね!

まとめ

今回は誰でも簡単にできる!ちょっとの工夫でエコ生活について、4つのチャレンジ方法を具体的にご紹介しました。

「ゴミの減量」や「省エネ節約」「節水」「外出先でのエコ商品の活用」とどれも身近に、ちょっとの工夫で続けられるものでした。

この「ちょっとの工夫」が継続のポイントです!

地球の温暖化や環境問題はとても深刻です。

でも、一気に解決する道はありません。

多くの人が継続して、地球を思ってエコ生活を続けていく、これが大切なのです。

地球の将来を守るために、ちょっとの工夫でエコ生活、はじめてみましょう!

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サーキュラーエコノミーとは?リサイクルとは何が違うの?事例製品もご紹介!


近年、気候変動による異常気象を受けて、多くの人や企業が環境問題に取り組み始めています。

その中の1つであり、話題となっているのが「サーキュラーエコノミー」です。

今回はサーキュラーエコノミーとは何なのか?簡単に解説を行います。

さらに、皆さんがよく聞くリサイクルとは何が違うのか、サーキュラーエコノミーがよくわかる事例製品も合わせてご紹介していきます。

サーキュラーエコノミーとは?

まずは、サーキュラーエコノミーとは何なのか、簡単に解説しましょう。

サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させる取り組みのことを指します。

日本語では、循環型経済と訳されます。

環境省によると「従来の3Rの取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動」と定義されています。

簡単にいうと、新たに費やす資源を抑え、今ある資源を活用しながら製品化し、利用し、また新たな製品に循環する、これがサーキュラーエコノミーの形です。

ちなみに、3Rとは、リデュース(廃棄物を少なくすること)、リユース(その製品を繰り返し使うこと)、リサイクル(使い終わったものを資源に戻して新しいものに作り変えること)の総称を言います。

サーキュラーエコノミーはどうして必要なの?

さて、そのサーキュラーエコノミーは今どうして必要だと注目されているのでしょうか?

その理由の1つは、製品の廃棄物による環境汚染です。

これまでの経済活動は、資源を使って製品化後、消費し、廃棄するリニアエコノミー(線型経済)と呼ばれるものがほとんどでした。

リニアエコノミーが繰り返される度に、大量の廃棄物が発生しました。

その廃棄物を、例えば焼却炉で燃やすとすると、そこから温室効果ガスである二酸化炭素が発生し、地球温暖化が進むと言われています。

その廃棄物処理の問題を解決に近づける1つの方法として、サーキュラーエコノミーの必要性が訴えられています。

また、2つ目の理由として、将来的な「資源不足」、それによる「資源の高騰」の懸念も考えられます。

地球上の限られた資源を、これから何十年先まで使用し続けるために、サーキュラーエコノミーの資源を循環させる取り組みが必要となるのです。

サーキュラーエコノミーとリサイクルの違い

サーキュラーエコノミーの意味や必要性はこれまでの解説で理解してもらえたと思います。

ただ、サーキュラーエコノミーは私たちがこれまでよく耳にした「リサイクル」ととても似ていますよね。

さてここからは、サーキュラーエコノミーとリサイクルの違いを簡単に解説していきましょう!

サーキュラーエコノミーは、資源を循環させる取り組み、一方リサイクルとは、廃棄物を再利用する取り組みのことをいいます。

似ているように見えますが、じつは根本的な考え方が違います。

リサイクルは廃棄物を再利用し、廃棄物になるまでの期間を引き延ばします。しかし、最終的には廃棄物が発生してしまいます。

サーキュラーエコノミーは製品を作る段階で、消費後も廃棄物が発生しないことを考えて作られています。つまり、最初から最後まで廃棄物ゼロの取り組みです。

どちらも環境を考えた取り組みではありますが、サーキュラーエコノミーのほうがより環境に優しく、徹底した考えといっていいでしょう。

サーキュラーエコノミーの事例製品3選

では、最後にサーキュラーエコノミーの事例製品を3つご紹介します。

① PIZZA DAY

まず1つ目は、「ウールで世界のアパレルを変える」を目標に掲げたアパレルブランド「PIZZA DAY」です。

「PIZZA DAY」が販売する洋服は、100%のウールが使用されたTシャツなど。

着心地の良さだけでなく、「PIZZA DAY」は着古した服を回収し、肥料化、100%土へ還すという取り組みを行っています。

アパレル業界は、流行が左右されやすく、またコスト削減を目指す大量生産のため、これまでに多くの廃棄物を排出してきました。

近年では、廃棄物削減を考える企業が多く存在し、服の再利用などの取り組みも盛んです。とはいえ、土に還る服はとても珍しい取り組みですよね。

「PIZZA DAY」はアパレル業界の中でも、環境問題への取り組みをより積極的に行っていることがわかります。

② KoKeBeeみつろうエコラップ

2つ目は、繰り返し使用可能な食品用ラップ「KoKeBeeみつろうエコラップ」です。

「KoKeBeeみつろうエコラップ」とは、コットン生地に、みつろう(はちみつが体から分泌するロウ)、オーガニックホホバオイル、天然樹脂を染み込ませた食品用のラップのこと。

手で優しく温めることで、食器や食品の形に馴染み、きれいに包むことができます。

また使った後は、水で洗い、繰り返して数年単位での使用もOK!

さらに、使えなくなったラップは土の中で自然分解し、土に還すことができます。

食品用ラップは各家庭に1つはある必需品で、毎日使用する場合が多いでしょう。

一般的なラップは再利用することは少ないですから、その都度、ゴミが出てしまいます。

最近では、燃やす際に有害な物質が出ないラップも多く開発されていますが、それでもゴミ問題は解決しません。

そう考えると「KoKeBeeみつろうエコラップ」は環境により良い製品と言えるでしょう。

③ RICE STRAW

そして最後3つ目は、廃棄米とタピオカ粉、水で作られた「RICE STRAW」です。

「RICE STRAW」はプラスチック不使用、天然素材のみを使用して作られたストローで、マレーシアで製造されています。

エコなストローでイメージされる紙ストロー以上に、丈夫な作りになっており、2時間飲み物につけたままでも、違和感なく使用できます。

廃棄米を原料としているところも大きなポイントで、本来の使い道を失った資源を有効活用している製品であることがわかります。

そして、使い終わった後は、コンポストと呼ばれる堆肥を作る容器に埋めることで、自然分解され、土に還ります。

一般的なプラスチックのストローは、細長い形状が故にゴミ処理の際に袋からすり抜けて、そのまま自然へ流出しやすいと言われています。

ストローの環境問題として、よく耳にするのが海への流出と、海の生物たちへの有害汚染です。

プラスチックストローは自然に還ることはありませんし、生物たちにも有害な素材である一方、ストロー自体はとても便利な製品です。

「RICE STRAW」のような自然に還るシステムを持つストローの使用は、人間だけでなく全ての生物に優しいと言えますね。

まとめ

今回はサーキュラーエコノミーとは何なのか?解説し、リサイクルとの違い事例製品も合わせてご紹介しました。

サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させる取り組みのことで、将来の地球を考える上で必要性の高い取り組みであることがわかりました。

廃棄物ゼロを目標としたサーキュラーエコノミーは、リサイクル以上に環境に優しい取り組みです。

そして、今後、多くの企業が取り入れていくべき取り組みでもあります。

企業だけでなく、私たち個人でもサーキュラーエコノミーの活動を知ることから始め、サーキュラーエコノミーを取り入れた製品を使うなどして、環境のことを考えていきましょう!

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サステナブルな暮らしとは?暮らしの具体的な例をご紹介

サステナブルという言葉を街中のポスターやSNSなどで見かけることが増えたのではないでしょうか?

皆さんは、サステナブルとは具体的にどのようなことを意味するのかご存じでしょうか?

実はサステナブルとは、ただ環境に関する言葉ではなく国際的に注目がされている言葉です。

サステナブルの言葉の意味や語源、サステナブルな暮らしの具体例をご紹介します!

サステナブルな暮らしとは?

サステナブルの具体的な意味や、語源などを正確に理解することで重要性がより明確になります。

また、なぜ昨今、サステナブルという言葉が注目されているのか。

それは、SDGsとサステナブルな暮らしにとても深いつながりがあるからです。

SDGsは日本のみでなく国際的な取り組みであるため、SDGsと関係の強いサステナブルな暮らしが注目されることも納得ができます。

では、具体的にサステナブルな暮らしについて見ていきましょう!

サステナブルな暮らしの具体的な意味

サステナブルという言葉は聞いたことはあるかもしれませんが、具体的な意味はご存じでしょうか?

環境に関する言葉、リサイクルなどの関連語などふんわりと認識している方は今回の記事で正しいサステナブルの意味を理解しましょう!

サステナブルな暮らし=持続が可能な暮らし、サステナブルな商品=持続が可能な商品という意味です。

しかし、持続が可能な暮らしと説明されても、少し難しいですね。

もう少しわかり易く説明をすると、持続が可能ということは、使い捨てなどではなく継続的に利用ができるという意味です。

そのため、持続が可能な暮らしとは、今の生活だけでなく将来的にも継続的に暮らしていくことができる生活という意味です。

サステナブルな暮らしとSDGsの関係性

続いては、サステナブルな暮らしとSDGsの関係性を見ていきましょう。

SDGsという言葉は良く耳にするかと思いますが、具体的な言葉の意味はご存じでしょうか?

Sustainable Development Goalsの略語がSDGsです。

日本語に直訳すると、「持続が可能な開発の目標」という意味です。

上記で説明した「サステナブル=持続が可能な」と似ていますね。

言葉の意味からもSDGsとサステナブルはとても近しい関係性があることがわかります。

SDGsには17の目標が設定されています。

目標は、環境・社会・経済の3つをテーマに設定がされており、環境保全につながることはもちろんですが将来の担い手を育てるための教育なども含まれています。

また、SDGsの目標を達成した先にサステナブルな社会が実現するのです。

つまり、SDGsとはサステナブルな社会を築き上げるための方法なのです。

サステナブルな暮らしの具体例

具体的にサステナブルな暮らしとはどのような暮らしなのでしょうか?

日常から活用ができる具体例から、住宅を建てる時やリフォームするときに活用できる具体例をご紹介します。

食生活での取り組み:食材選び、フードロスの削減

サステナブルな暮らしを行うために最も取り入れやすいのが食材選びです。

食材を選ぶときに、サステナブル関連の認証を受けた食材を選ぶだけでも非常に効果的です。

サステナブルの認証には下記の種類があります。

・国際フェアトレード認証

・レインフォレスト・アライアンス認証

・MSC認証

・ASC認証

・有機JASマーク

また、食材選びを意識しても、フードロスが発生しています。

フードロスを改善することに効果的なのが、コンポストやベジブロスです。

野菜や果物の皮やヘタなどを利用することによりフードロスを減らすことができます。

住まいでの取り組み:エコデザインの住宅

住まいの取り組みで注目が集まっているのは、環境に良い材料を利用したエコデザインの住宅です。

環境に良い材料とは、珪藻土や漆喰の塗り壁材、天然石&リノリウムなどを指します。

材料の効果で室内を快適な温度に保つことで節電や資源の消費を減らしてくれる効果があります。

まとめ

個人で何か大きな変化を起こすわけでなく、日常の買い物で少し意識して環境に配慮された商品を買うなど気軽に貢献ができます。

少しずつ、できることからサステナブルな暮らしを実現していけば、ストレスもなく環境問題へ貢献ができます。

また、環境に良い商品は自身の体にも良い商品ばかりです。

環境と自身の体を守るためにもサステナブルな暮らしを取り入れてみましょう!

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バイオマスプラスチックをわかりやすく解説!原料やデメリット、どんな製品がある?

地球温暖化などの環境問題に多くの人が興味を持つようになった今、世間のプラスチックに対する見方が大きく変わりつつあります。

プラスチックは便利である一方で、ゴミや環境汚染などの問題を抱えています。

そんな中、バイオマスプラスチックが注目を集めているのですが…詳しくご存知でしょうか?

今回はバイオマスプラスチックをわかりやすく解説!原料からデメリット、製品例についてもご紹介していきます。

バイオマスプラスチックとは?原料は植物?

では早速、バイオマスプラスチックについてわかりやすく解説していきましょう。

バイオマスプラスチックとは

バイオマスプラスチックとは、植物などの再生可能な資源を使用して作るプラスチックのことを言います。

大きなメリットは、CO2の排出量を抑えることです。

抑えるというか、植物は成長する過程でCO2を吸収するため、廃棄の際にバイオマスプラスチックが燃やされCO2が出たとしても、プラスマイナスゼロ、実質CO2を排出していないと考えることができます。

つまり、バイオマスプラスチックは温室効果ガスの排出をゼロに抑える目標であるカーボンニュートラルに貢献していると言えるのです。

さらに、一般的なプラスチックの原料である石油を使わずに済むため、大切な資源を守ることもできます。

バイオマスプラスチックはとてもエコで地球に優しいプラスチックと言えます。

しかし、バイオマスプラスチックは100%植物由来の製品と一部だけ植物由来の製品があるため、その部分は要注意です。

バイオマスプラスチックの原料

前述でバイオマスプラスチックの原料が植物であることがわかってもらえたと思いますが、具体的にどのような植物が使われているのでしょうか?

代表的なのが、サトウキビ、トウモロコシ、キャッサバ、トウゴマなどです。

多くはこれらの「非可食部分」、つまり、食べられない部分を使用して作っています。

この部分もとてもエコで、地球に優しい工夫が感じられますね。

バイオマスプラスチックとバイオプラスチックの違い

そんなエコなバイオマスプラスチックですが、とても似ている「バイオプラスチック」という言葉があることをご存知ですか?

言い方が違うだけ?と勘違いする方も多いと思いますが、じつは全く別の意味を持ちます。

バイオプラスチックとは、バイオマスプラスチックと、生分解性プラスチックのことを指します。

つまり、バイオマスプラスチックはバイオプラスチックの一種ということになります。

さらに言うと、生分解性プラスチックはバイオプラスチックの一種です。

こちらの図を見ると、とてもわかりやすいですね!

(引用:https://www.maruisangyou.co.jp/column/column-14/

ちなみに、植物由来で生分解性の特徴を持つプラスチックは、バイオマスプラスチックでもあり、生分解性プラスチックでもあります。

バイオマスプラスチックのデメリットは?

前述を見ると、バイオマスプラスチックはとても地球に優しく、これからどんどん普及してほしいと思えますよね。

しかし、まだバイオマスプラスチックにもデメリットがあります。

ここからはバイオマスプラスチックのデメリットを3つ見ていきましょう。

デメリット① 価格が高い

1つ目は、価格が高いことです。

まだ普及していないため、大量生産の恩恵が受けられず、一般的なプラスチックと比較して最大5倍ものコストがかかってしまうそうです。

価格が高いと企業や一般家庭も導入しにくいですよね。

デメリット② 強度や耐熱性が低い

2つ目は、強度や耐熱性が低いことです。

最近ではバイオマスプラスチックも強度の強いものがたくさん登場しているようですが、一部まだ強度や耐熱性が低いものもあります。

長く使いたい商品に使えなかったり、温めることができなかったりする場合も考えられます。

デメリット③ 原料の調達

3つ目は、原料の調達です。

たとえ非可食部分を使っていたとしても、ほとんどのプラスチック製品がバイオマスに変わったとしたら、やはり原料の調達が難しくなってしまいます。

とはいえ、開発は日々進化しています。

普通は食べない植物を使用し、プラスチックを作るなど、研究が進んでいけばいいですね!

バイオマスプラスチックの製品例は?

では最後に、バイオプラスチックの製品例をご紹介しましょう。

気づいていないだけで、じつは身近でバイオマスプラスチックを使っていた!なんてことも…

製品例① 日用品

1つ目は、日用品です。

例えば、スーパーやコンビニのレジ袋!

セブンイレブンでお馴染みのセブン&アイグループでは、コンビニをはじめ系列のスーパーでも植物由来を30%使用したバイオマスプラスチックのレジ袋を使用しています。

製品例② 機械の部品

2つ目は、機械の部品です。

例えば、パソコンやスマートフォンの部品、自動車の部品などです。

大手機械メーカーのNECでは、すでにバイオマスプラスチックを数種類使用し、携帯電話やパソコンの部品としています。

製品例③ 特徴を生かした製品

3つ目は、特徴を生かした製品です。

例えば、バイオマスプラスチックを使った人工芝です。

環境に優しいのはもちろん、植物由来の人工芝なので天然芝に近い風合いを楽しめると好評のようです。

また、漁業で使うロープもバイオマスプラスチックで、さらに生分解性もできる素材が使われています。

それなら、もし漁業中にロープを紛失してしまったとしても、環境汚染にならずに済みます。

バイオマスプラスチック、さらに生分解性の特徴を生かした製品と言えますね!

まとめ

今回はバイオマスプラスチックをわかりやすく解説!原料からデメリット、製品例についてもご紹介しました。

バイオマスプラスチックは植物などの再生可能な資源を使用して作るプラスチックです。

原料はサトウキビ、トウモロコシ、キャッサバなど、デメリットは「価格が高い」「強度が低い」「原料の調達が不安」な点でした。

しかし、地球の環境を考えるとバイオマスプラスチックには今後もっと活躍してもらわないといけませんよね。

デメリットを改善できる開発が進むよう、応援しましょう!

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鎌倉観光はレンタサイクルがおすすめ!店舗やコースをご紹介

最近は外国人観光客が戻ってきて、どの交通機関も混んでいますよね〜

平日なのに電車やバスが混雑していることもあるほどです!

ゆったりした時間を過ごしたい…そんな方はレンタサイクル旅はいかがですか?

今回はレンタサイクルで回る鎌倉観光のおすすめコースをご紹介します。

自転車旅は地球にも優しいですよ!

鎌倉駅のおすすめレンタサイクルは?

まず最初に、鎌倉駅のおすすめレンタサイクルからご紹介しましょう。

1店舗目は、鎌倉駅東口すぐにある「レンタサイクルくらりん」です。

8時半から17時まで営業しており、普通自転車と電動自転車のどちらかがレンタル可能!

16時まで江ノ島駅にある小池商店で乗り捨てできるのが特徴です。

とっても便利ですね!

2店舗目は、鎌倉で唯一スポーツバイク専門でレンタサイクルを行っている「GROVE(スポーツバイク専門店)」です。

住所は「神奈川県鎌倉市由比が浜 2-1-13」で鎌倉駅からは徒歩10分!

この機会にスポーツバイクで旅したい!そんな方はぜひご利用ください。

どちらの店舗もレンタル前に事前予約、問い合わせを行うことをおすすめします!

鶴岡八幡宮を経由してお寺を巡るレンタサイクルコース

さて、ここからは鎌倉の魅力を堪能できるレンタサイクルコースをご紹介します。

1つ目のコースは、鶴岡八幡宮を経由してお寺を巡るレンタサイクルコースです。

出発は鎌倉駅!

レンタサイクル店で自転車を借りて、向かうは鶴岡八幡宮です。

その距離は1キロ、自転車では約5分。

小町通りは人が多いため、国道21号線を通ることをおすすめします!

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は日本国内で3番目に参拝者の多いお寺で、勝負運、仕事運、出世運、安産、縁結び、良縁、交通安全、商売繁盛、学業成就など幅広くご利益があります。

本殿へのお参りは必須ですが、境内には複数の神社があるため、時間はたっぷりとって観光しましょう。

報国寺

鶴岡八幡宮を出て東へ行けば、約8分で報国寺に到着します!

報国寺は竹寺として有名で、大きな竹林が魅力です。

お茶屋などもあるため、竹を見ながら一息休憩するのもおすすめですよ。

浄妙寺

報国寺から北に200メートルのところに、浄妙寺があります。

浄妙寺は季節を感じられる庭園、さらに境内にある「石釜ガーデンテラス」というレストランがおすすめポイントです!

ランチはもちろん、アフタヌーンティーのメニューも豊富です。

ぜひ予約のうえ、来店してみてください!

瑞泉寺

浄妙寺から、さらに北へ瑞泉寺へ向かいます。

距離は約2キロですが、レンタサイクルなら楽々10分で到着。

瑞泉寺は鎌倉時代にできた庭園が今も残る、貴重なお寺です。

自然豊かなため、紅葉シーズンがイチオシです!

鎌倉宮

さて、そんな瑞泉寺から西に戻って自転車で約5分、レンタサイクルコースの最後は鎌倉宮に到着です。

比較的新しい鎌倉宮は、白と紅で構成された鳥居が映えスポットでもあります。

また、森林エリアがあるのでたくさんのマイナスイオンを吸って、レンタサイクルの疲れを癒すこともできます。

さらに、鎌倉宮には体験型厄除けがあると話題なんです。

それは、素焼きの小さなお皿「かわらけ」に息を吹きかけ、自身の厄を乗せ、「厄割石」という石に思いっきり投げつけ、厄を割るというもの!

日頃のストレスをここでスッキリできそうですね…

鎌倉宮に立ち寄ったら、ぜひ体験してみてください!

鎌倉宮から鎌倉駅はレンタサイクルで約10分、お寺のパワーをもらって安全に帰ってくださいね〜

鎌倉から江ノ島まで!湘南の海を巡るレンタサイクルコース

お次は、鎌倉から江ノ島まで、湘南の海を巡るレンタサイクルコースをご紹介します。

鎌倉のお寺にはたくさん行った!

海や自然が大好き!

そんな方におすすめです。

こちらもスタートは鎌倉駅から、南へ向かって由比ヶ浜まで進みます!

由比ヶ浜

自転車を走らせ、約10分で到着!

由比ヶ浜の魅力は約900メートルも続く、海岸と美しい砂浜です。

ドラマや映画のロケ地としても使われています。

夏に訪れると、たくさんの海の家が出ており、定番からタイ料理まで楽しめますよ!

そこから沿岸部を西にまっすぐ走っていくと、自転車で約10分のところに稲村ヶ崎が見えてきます。

この道中には、鎌倉海浜公園やアメリカンレトロな店内が最高におしゃれなヴィーナスカフェなどもあり、ちょっと立ち寄りながら楽しむのがいいでしょう!

稲村ヶ崎

稲村ヶ崎は鎌倉幕府を滅ぼした新田義貞ゆかりの地で、国指定の史跡になっています。

ここで楽しむべきは絶景と周辺にある温泉です。

稲村ヶ崎温泉は海を見ながら、ゆったりとした時間を過ごすことができますよ!

温泉で体を癒した後は、レンタサイクルでまた西へ約10分、七里ヶ浜へ向かいます。

七里ヶ浜

七里ヶ浜周辺には、アニメ「スラムダンク」で有名になった踏切があり、SNS映えが狙えます!

「スラムダンク」を見たことない人はぜひ見てから行くことをおすすめします。

さらに、七里ヶ浜にはおしゃれなカフェも立ち並んでいます。

パンケーキが楽しめる「bills(ビルズ)七里ヶ浜」や、パスタやピザが美味しい「Double Doors(ダブル ドアーズ)」はレンタサイクル旅の最高の思い出グルメになること間違いなしです!

さて、七里ヶ浜周辺も楽しめた最後は、西へ13分、江ノ島へ向かいます。

江ノ島

江ノ島といえば、夏のイメージが強い方も多いと思いますが、冬の江ノ島はイルミネーションが綺麗!

秋は花火、春はポカポカで気持ちいい江ノ島はいつ行っても魅力的ですよ。

レンタサイクルで行くからこそ、海を感じられて、最高です!

江ノ島を楽しんだ後は東へ約30分で、鎌倉駅に到着します。

意外とコンパクトに行くことができるため、ぜひレンタサイクル旅に挑戦してみてください。

まとめ

今回はレンタサイクルで回る鎌倉観光のおすすめコースをご紹介しました。

鎌倉は人気の観光スポットなので、もう行ったことがある!という人も多いと思います。

ですが、レンタサイクルで行く鎌倉観光は、また違った魅力で楽しいですよ!

自転車を利用するとCO2削減にも繋がりますし、とってもエコで健康的な旅になること間違いなしです!!

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生分解性プラスチックをわかりやすく解説!メリットやデメリットも!

世間では、プラスチックが及ぼす環境問題が多く語られていますよね。

その一方で、地球に優しい「生分解性プラスチック」の開発が進んでいます。

今回は生分解性プラスチックについてわかりやすく解説!メリットやデメリットも合わせてご紹介していきます。

生分解性プラスチックとは?原料や種類は?

では早速、生分解性プラスチックについて、原料や種類なども詳しくご紹介していきましょう!

生分解性プラスチックとは

生分解性プラスチックとは、一定の条件が揃うことで、微生物の働きによって二酸化炭素と水に分解されるプラスチック製品のことを言います。

分解される場所は、例えば、土壌中や海中、コンポストの中など、微生物が活動しやすい場所があげられます。

一般的なプラスチックはそのような場所でも形を変えず残り続けるため、環境汚染などの原因となっています。

その点、生分解性プラスチックは分解され、自然に還るため、地球に優しいプラスチック製品であることがわかります。

ちなみに、生分解性プラスチックは「バイオプラスチック」の一種です。

バイオプラスチックは生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの両方のことを指します。

バイオプラスチックという大枠に、生分解性プラスチックと、また別の地球に優しいプラスチック「バイオマスプラスチック」が入っているというイメージですね。

今回は生分解性プラスチックがテーマですが、バイオマスプラスチックについても他の記事でご紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください!

生分解性プラスチックの原料

さて、そんな地球に優しいプラスチックである生分解性プラスチックの原料は何なのでしょうか?

生分解性プラスチックの原料はいくつかあります。

1つ目は、トウモロコシやサトウキビなどの植物です。

2つ目は、石油や石炭などの化石燃料です。

3つ目は、上記の2つを混合した原料です。

石油といえば、一般的なプラスチックの原料でもありますよね。

生分解性プラスチックは原料にこれを使わなければならないというルールはありません。

最終的に、二酸化炭素と水に分解することができれば、生分解性プラスチックと呼ぶことができます。

ただ、原料の違いによって種類分けされ、その呼び名も変わります。

生分解性プラスチックの種類

ここからは、生分解性プラスチックの種類をご紹介しましょう!

まず、トウモロコシやサトウキビなどの植物からできた生分解性プラスチックの代表的な名前を紹介します。

植物由来の生分解性プラスチックは、ポリ乳酸(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)などです。

低耐熱性や透明性の高さ、コンポスト中での分解が得意という特徴があり、冷凍食品の包装材やレジ袋、農業フィルムなどに使用されています。

お次は化石燃料を原料とした生分解性プラスチックの種類です。

化学燃料を原料とした生分解性プラスチックには、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリグリコール酸(PGA)などがあります。

PVAは造膜性、透明性、高強度、ガスバリア性、防曇性、非帯電性などに優れていることからテレビやパソコンモニターの偏光フィルターに、PGAは酸素ガスや炭酸ガスを透過させにくいという特徴から炭酸飲料やビール、薬品、液体調味料などの容器に使用されています。

そして、植物と化石燃料を混合して作られた生分解性プラスチックには、ポリブチレンサクシネート(PBS)、澱粉ポリエステル樹脂などがあげられ、農業フィルムから使い捨て容器などの幅広い用途で使用されています。

生分解性プラスチックと一括りにいっても、その中でいろんな原料が使われ、いろんな種類のプラスチックが作られているんですね。

生分解性プラスチックのメリットは?

そんな生分解性プラスチックには、どんなメリットがあるんでしょうか?

前述の解説と少し重複しますが、わかりやすく整理していきましょう。

メリット① 分解される

1つ目は、二酸化炭素と水に分解される点です。

生分解性プラスチックの1番の特徴で、メリットですよね!

プラスチックのゴミや環境汚染問題は深刻なので、分解されることでこれらの問題を解決に近づけることができます。

メリット② CO2排出量が少ない

2つ目は、たとえ燃焼処理されたとしてもCO2排出量は少なくて済む点です。

例えば、生分解性プラスチックであるポリ乳酸の袋と、一般的なプラスチックであるポリエチレンの袋を燃やした時、ポリエチレンの袋のほうが熱量や二酸化炭素の量が2倍多く出たという実験結果もあります。

以上のメリットを見ると、やはり生分解性プラスチックは地球に優しいプラスチックであることがわかりますね〜

生分解性プラスチックのデメリットは?

一方で、生分解性プラスチックにはデメリットも存在します。

デメリット① コストが高い

1つ目は、コストが高いことです。

まだ製造数が少ないため、作るのにコストがかかってしまい、販売価格も一般的なプラスチックより高くなってしまいます。

デメリット② 分解できる環境が限られる

2つ目は、分解できる環境が限られることです。

生分解性プラスチックは土壌中や海中、コンポストの中などで分解されるとご紹介しましたが、種類によっては土壌中では時間がかかるもの、海中では分解しないものもあります。

生分解性プラスチックだからといって、どこでも二酸化炭素と水に戻ってくれる訳ではないのです。

また、分解スピードも環境によって違うため、安定しないというデメリットがあります。

デメリット③ 分解させないと特徴が生かせない

3つ目は、分解させないと特徴が生かせないことです。

今や生分解性プラスチックを知る人も増えてきましたが、まだ認知度が高いとは言えません。

何も知らずに通常のプラスチック同様に廃棄してしまえば、生分解性の特徴を生かすことができず製造までのエネルギーやコストが無駄になってしまいます。

以上のデメリットは、全て生分解性プラスチックが今以上に普及し、製造工場や分解する処理工場が整い、消費者の認知度が上がれば解決できる問題ですね!

今後の普及を期待して待ちましょう!

まとめ

今回は生分解性プラスチックについてわかりやすく解説!メリットやデメリットも合わせてご紹介しました。

生分解性プラスチックは一定条件が揃うことで、二酸化炭素と水に分解されるプラスチックのことを言います。

メリットは地球に優しいところ、デメリットは普及が少なく設備や認知度が低いために考えられる点ばかりでした。

これから、生分解性プラスチックなど、地球に優しい製品の開発がより進むことで、プラスチック問題の解決に近づくことを願っています!

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