【まとめ】ジェンダー(=性別)は何種類にわけられる?LGBTQQIAの意味や読み方は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ジェンダーレスやLGBTなど、さまざまなジェンダーに関する言葉を耳にする今日この頃。

その背景には、SDGsの目標の1つにも取り上げられている、性的マイノリティの人たちが生きやすい世の中にするための活動が世界的に活発化していることがあります。

多種多様な人々が尊敬し合い、自由に生活を送るにはジェンダーに関する知識を知ることはとても大切!早速、LGBTから更に発展したLGBTQQIAを知ることから始めていきましょう!

LGBTQQIAの意味とは

ジェンダーに関する言葉や主張は、年々存在感を増しており、多様性を表す代表的な言葉となりました。

ジェンダーの種類を知ることは、自分や周囲の人々と一緒に生活する上でとても重要です。

はじめに:セクシャルマイノリティとは

まずはじめに、「セクシャルマイノリティ」という言葉の意味から見ていきましょう。

「セクシャル=性的」+「マイノリティ=少数派」=性的少数派という意味の造語になります。

この言葉は、「マジョリティ=多数派」の反対の意味として作られました。

つまり、男性と女性の二つに分けられてしまう考え方を「マジョリティ」とし、LGBTQQIAのように、個人の個性や趣向により別の表現方法を主張する考え方を「マイノリティ」と表現しています。

性的マイノリティの象徴: レインボーフラッグの意味

LGBTQQIAなどのセクシャルマイノリティの象徴となるのがレインボーフラッグです。

レインゴーフラッグは、アメリカのギルバート・ベーカー氏によって1976年に考案されました。

今は、6色から構成されている虹色が浸透していますが当時は8色でした。

それぞれの色に込められた意味はこちら。

・ピンク=性

・レッド=生命

・オレンジ=癒やし

・イエロー=太陽

・グリーン=自然

・ターコイズ=芸術

・ネイビー=調和

・パープル=精神

当時の印刷技術の問題などから6色になったものの、虹色の意味は現在もそのまま受け継がれています。

LGBTQQIAの読み方と各要素の説明

LGBTQQIAはセクシャルマイノリティと言われる人たちのタイプを表現した言葉の頭文字でできています。

ジェンダーの種類を理解する上で大切なポイントは、「性的指向=恋愛や性愛の感情の方向」と「性自認=自分の性をどのように認識するか」という二つの基準があるということです。

それでは、それぞれの言葉の読み方と意味をみていきましょう!

L = レズビアン

体と心がともに女性的で、性的指向が女性であること

G = ゲイ

体と心がともに男性的で、性的指向が男性であること

B = バイセクシュアル

性的指向が男性と女性の両方であり、体と心のジェンダーは問わない

T = トランスジェンダー

体は女性的で心が男性的、または、体が男性的で心が女性的であること

Q = クエスチョニング

自身の性タイプ、性的指向、恋愛対象などに関して再理解しようと積極的に取り組んでいる人のことを言います

Q = クィア

性自認が出生時と異なるなどの理由で、まだ自分の性をどのように認識するか決めていない人のことを表現します

I = インターセックス

体が男性と女性の両生殖組織を持っている、または、片方の性別の生殖組織ともう片方の性の外性器を持っている人のことを表します

A = アセクシュアル

性的指向が他者へ向かず、無性愛者のこと

LGBTQQIAと社会、法律

LGTQQIAの意味や種類をご紹介しました。

それでは、日本ではどのように受け入れられているのでしょうか。

実は、日本は世界でもジェンダーレスという考え方に対する受け入れが遅れていると言われています。

その理由は、ジェンダーに関する法整備の遅れです。

日本には、どのようなジェンダー関連の法律あるのでしょうか?

いくつか見ていきましょう。

日本の法律: ジェンダーや性的マイノリティの現状

日本では、「人権教育・啓発に関する基本計画」が2002年に発足されたことを皮切りに、ジェンダーの多様性を取り入れた法整備が進められています。

「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が2004年に施行され、男女共同参画基本計画をもとに、性的指向や性自認を取り入れた整備が行われています。

2017年にはセクシャルハラスメントに関する指針の改正が行われ、2020年にはオリンピックやパラリンピックに関与する少数派ジェンダーに関する取り決めが行われました。

同性婚とセクシャルマイノリティの支援体制

上記を見ると一見、整備が行われているように思えますが、まだまだ課題はあります。

その課題の中で注目を浴びているのが「同性婚」です。

すでに海外では同性婚が認められている国もありますが、日本では認められていません。

ただし、法整備が行われていないものの、東京都渋谷区などに代表される地域の取り組みにより「同性パートナー証明」を発行している地方自治体もあります。

企業の取り組み

日本の企業のジェンダーに関する取り組みをご紹介します。

トヨタ自動車株式会社は、福利厚生にジェンダーの規定を盛り込んでいます。

同性婚を受け入れており、同性の結婚祝い金や同性の扶養手当などが取り入れられています。

また、社員向けのLGBTQQIAに関する啓発活動や専門の相談窓口を設置するなどしています。

ブリヂストン株式会社では、国内最大級のLGBTQQIAの催しである「東京レインボープライド」に積極的に参加をしたり、同性婚でも異性婚と同様の福利厚生を受けられるようにしています。

まとめ

性的マイノリティは、当事者だけではなく、社会全体で理解を深める必要がある課題です。

SDGsの目標の1つになっているように、個々人の性的指向や性自認を受け入れることができれば、とても生活しやすい社会になっていくでしょう。

多種多様な人がそれぞれの個性や特徴を存分に発揮して、お互いを認め、尊敬し合うことができる世の中にしたいですね!

この記事もおすすめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*