リスキリング

リスキリングで何を学ぶ?おすすめの資格7選をご紹介!

「リスキリングで何を学ぶのがいいんだろう…?」とお悩みではありませんか?

スキルや知識を身につけたい気持ちはあるものの、何がいいのかわからないという方は珍しくありません。

また、企業側として「従業員に何を学んでもらうべきか」と悩むケースもあるでしょう。

そこで今回のテーマは、リスキリングで何を学ぶべきかについて!

リスキリングのメリットから推進の動きまで解説します。

何を学ぶべきかの詳しい分野や、おすすめの資格もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

リスキリングのメリットとは?

リスキリングには、どのようなメリットがあるかご存知ですか?

まずはリスキリングの必要性からチェックしていきましょう!

リスキリングが必要な理由

リスキリングが必要とされる背景には、人材不足が理由として挙げられます。

テクノロジーが日々進化しているのに対し、その変化に対応できる人材がなかなかいません。

リスキリングは、人材不足という社会の問題解消に有効であると考えられています。

企業と個人がリスキリングを行うメリット

企業がリスキリングで得られるメリットとしては、以下の通りです。

・従業員の満足度や生産性がアップする

・人材育成に効果的

・優秀な人材を確保できる

・新しいアイデアの創出

また個人では、以下のようなメリットがあります。

・転職に有利

・昇進の可能性がある

・知識の習得やスキルアップができる

・モチベーションアップ

企業も個人も様々なメリットが得られますね!

リスキリングによって変化に対応できるようになれば、手応えはより実感できるのではないでしょうか。

リスキリングで何を学ぶべき?

リスキリングは大きなメリットが得られるとわかったところで、何を学ぶべきかについてもチェックしましょう!

プログラミングなどITスキル

AIの進化が目まぐるしい昨今では、ITスキルを求められる場面が増えています。

新しいデジタル技術を理解し、活用できる人材は、重要視されているのにまだまだ不足。

個人においても、プログラミングなどのITスキルを身につけることで、スキルはもちろん、収入アップも期待できます。

データ分析

大量のデータから必要な情報を読み取り、営業や経営などの戦略に活かせる能力がデータ分析です。

デジタル化が進むにつれ、データも日々蓄積され続けています。

その量も膨大なので、活用できるスキルは身につけておくと重宝するでしょう。

マーケティング

商品やサービスをお客様に届けて、利益を生み出す仕組みを作れるのがマーケティング。

多様化が進む社会において、利益を生み出し続けるにはマーケティングのスキルが必要だといわれています。

宣伝や商品開発、市場分析など、幅広いビジネスシーンで活躍できるスキルです。

英語など語学

グローバル化が進む中、企業が海外進出したり、外国人の雇用が増えたりも珍しくありませんよね。

語学に長けた人材は、今後さらに重要視されると考えられます。

2-5:コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルはどの分野でも必要です。

良好な人間関係は業務をスムーズにし、発展にも役立つと考えられます。

キャリアアップにも役立つスキルです。

何を学ぶ?リスキリングのおすすめ資格7選

リスキリングをするのに、資格取得は有効な方法のひとつです。

目標がないと継続は難しく、結果スキルが身につかないことも考えられます。

ここで、リスキリングにおすすめの資格をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

ITパスポート

ITに関する基礎的な知識があることを、証明できる国家資格が「ITパスポート」です。

IT系の国家資格は多数ありますが、その中で最も基礎的な資格といわれています。

難易度が低いともいわれていて、チャレンジもしやすいでしょう。

Di-Lite

先程ご紹介した「ITパスポート」に加え、「G検定」「データサイエンティスト検定」を取得すると「Di-Lite」の証明ができます。

「Di-Lite」とは、デジタルを使う人材であるために、身につけるべきデジタルリテラシー範囲のこと。

デジタル社会に順応できる重要なスキルといえますね!

データサイエンティスト検定

データサイエンティスト検定は、データ分析スキルの取得におすすめの資格です。

データサイエンティストに必要な、以下の3つのスキルや知識が問われます。

・ビジネス力

・データサイエンス力

・データエンジニアリング力

この検定を取得すると、データサイエンティストに必要な基礎的な能力や知識、リテラシーを持っていることが証明できます。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティングの実務経験がない方でも、チャレンジしやすいのが「マーケティング・ビジネス実務検定」です。

マーケティングに関する、汎用的な知識を身につけられます。

マーケティング検定

マーケティングの基礎の習得には「マーケティング検定」もおすすめです。

自身の業務成果を出すためだけでなく、就職や転職、昇進、起業などさまざまなビジネスシーンに重宝するスキルが身につきます。

TOEIC

英語力の判定において、世界共通の基準テストとして知られる「TOEIC」は、160カ国で行われています。

日本でも人気が高く、英語力の証明に役立ちます。

資格取得を通して、英語を身につけたい方におすすめです。

コミュニケーション検定

目に見えないコミュニケーション能力を、客観的に証明できます。

「コミュニケーション検定」は、話す・聞くという根本的なところから、社会の中で活きるスキルまで幅広く出題。

日本語運用能力の向上に適した問題もあるので、検定のために学ぶことでコミュニケーション力アップも期待できます。

リスキリング導入の推進・支援策

リスキリングで何を学ぶべきか迷う際には、政府や自治体が行っている支援をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ここではリスキリング導入の推進・支援策をご紹介します。

経済産業省のリスキリング推進

リスキリングは経済産業省も注目していて、以下のように様々な支援を行っています。

・キャリアアップ支援事業:社会人が新たな学びを求め、その後の転職をスムーズに進めるための支援を行う。

・第四次産業革命スキル習得講座認定制度:第四次産業革命の流れをキャッチアップするための支援策。教育訓練講座が中心となっている。

・デジタル人材育成プラットフォーム(マナビDX):デジタル関連の実践的な講座が無料で受講できる学習ポータルサイトの提供。

こうした推進の動きも上手く活用して、リスキリングできるといいですね!

リスキリングに関する助成金・補助金の活用

リスキリングにおいては、助成金や補助金を活用できる場合もあります。

たとえば、東京都では「DXリスキリング助成金」「社内型スキルアップ助成金・民間派遣型スキルアップ助成金」といった支援を実施。

地方でも実施されていて、自治体によって内容・要件は異なります。

ご自身にも活用できないか気になった際には、お住まいの市区町村ホームページをまずはチェックしてみましょう。

まとめ

リスキリングで何を学ぶかは重要ですよね!

自分の課題や取り組みたいことから、考えてみることをおすすめします。

また、確実にスキルや知識を身につけるには、目標を持って継続あるのみ!

そのために資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

この記事もおすすめ

リスキリング補助金とは?全体像から対象まで解説!

実は、多くの企業がリスキリングを進めているってご存知ですか?

また、リスキリングにチャレンジしたい個人でも受けられる制度もあります。

スキルアップや知識向上を費用面でサポートしてもらえるのであれば、もっと取り組みやすくなりますよね!

今回は、リスキリング補助金について解説!

全体像から実際活用できる補助金・助成金までご紹介しますので、「リスキリングって何?」という方もぜひチェックしてください!!

リスキリング補助金の全体像

リスキリング補助金について理解していくなら、「リスキリング」の意味から知っておきたいところ。

まずは、リスキリングとは?というところから補助金についての概要をチェックしていきましょう!

リスキリング補助金とは?

そもそも「リスキリング」とは、職業や業務に関連した新しいスキルや知識を習得することを指します。

主な目的は、従業員のキャリアアップや企業の生産性向上です。

また、急激に進む技術革新やビジネスモデルの変化に対応するため、という背景があります。

リスキリングを助け、促進するための動きとして、リスキリング補助金があるのです。

補助金・助成金・給付金の違い

補助金以外にも、助成金や給付金と呼ばれるものもあって、「どれが受けられるの?」と悩む方もいるのでは?

それぞれの違いは以下の通りです。

補助金:国や地方自治体の制作目的のために予算を組んで交付するもの。目的は政策実現のためであり、使用用途は限られている。また、申請しても必ず受けられるとは限らない。

助成金:国や地方自治体が支給するもの。審査はなく、要件を満たしていれば受けられるが、厳しい条件の場合もあるので注意。

給付金:国や地方自治体が個人や事業主に支給するもの。

補助金や助成金の対象は企業ですが、給付金は個人が申請できるものがあります。

また、共通点としては、それぞれ「国」「地方公共団体」「民間団体」から支給されるものなので、返済の必要はありません。

リスキリング補助金の対象や事業者への影響

続いて、リスキリング補助金の対象について深掘りしていきましょう。

また、事業者への影響はあるのかについてもまとめました!

対象となる個人や企業、事業者

リスキリング補助金の対象は、受けるコース・研修などによって細かな違いは出てきますが、大きくは以下のようになっています。

個人:雇用保険に2年以上加入している人(過去にハローワークの教育訓練給付金を受給している場合は3年以上)

企業や事業者:雇用保険適用事業所の事業主

満たす必要のある条件については、あらかじめリサーチしておくと申請の際に慌てずに済みますよ!

実際の補助金活用事例

リスキリング補助金の事例は、東京はもちろん、地方でも広がりを見せています。

ここでは以下の事例をご紹介!

・東京都「DX人材リスキリング支援事業」:集客や売り上げでさまざまな問題を抱える企業を対象に、学習プログラムを無料で提供。知識やスキル習得の他、モチベーションキープや実践力強化の支援も受けられる。

・若年者等人材育成支援事業補助金:仕事に活かせる資格・免許の取得サポートを目的とした制度。資格取得や研修にかかる費用が一部補助される。市内の企業に若者が定着してくれるようにといった背景から生まれた制度でもある。

・若年女性に魅力ある職場づくり加速化事業費補助金:対象は若い女性が働きやすいような環境・職場づくりを行う企業。社内・外部研修にかかった費用も対象として補助金が支給される。

上記以外にも、リスキリング補助金の事例はさまざまあります。

住んでいる地域によって受けられる補助金は異なるので、気になる方は市区町村のホームページをチェックしてみましょう!

リスキリング補助金の影響とは?

リスキリングの取り組みには、嬉しいことだけではなく以下のような懸念事項もあります。

・費用がかかる場合もある

・習得したスキルが活かせない場合もある

・従業員のストレスの原因になる可能性がある

・取り組みが長期化しがち

ただ、このような不安要素はあるものの、それ以上にパフォーマンスやモチベーションの向上、収入アップなどが期待できますよね。

さまざまな視点を考慮してからリスキリングに取り組むと、いい結果に繋がるのではないでしょうか。

個人が対象のリスキリング補助金・助成金

ここからは実際の制度をチェックしていきます。まずは個人が対象のリスキリング補助金・助成金をご紹介します。

教育訓練給付金制度

厚生労働大臣が指定する一部の教育訓練を終了した際に、一部の費用サポートを受けられるのが、教育訓練給付金制度です。

個人事業主や会社員などが、自分のキャリアアップやスキルアップのために利用できます。

受講できる講座や資格はおよそ14,000講座!

IT系スキルや看護師や保育士などの医療・社会福祉系、専門サービス系など幅広い種類が対象となっています。

活用したい講座も見つけやすいのではないでしょうか。

公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成

IT系スキルの取得を目的にした場合は、「公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成」という制度が利用可能です。

デジタル分野のコースを受講し、条件をクリアしていれば、月額10万円の職業訓練給付金がもらえます!

企業が対象のリスキリング補助金・助成金

続いて、企業が対象のリスキリング補助金・助成金をチェックしていきましょう。

人材開発支援助成金

企業や団体が従業員にスキルや知識を取得させる場合もありますよね。

そのために訓練した場合の経費や、実施期間の賃金の一部をサポートしてくれるのが、人材開発支援助成金です。

以下のように複数のコースがあります。

・人材育成支援コース

・教育訓練休暇等付与コース

・人への投資促進コース

・事業展開等リスキリング支援コース

それぞれ概要・条件など異なるので、申請前には必ずチェックしましょう!

DXリスキリング助成金

公益財団法人東京しごと財団が主宰しているのが、DXリスキリング助成金です。

対象は東京都内にある個人事業主と中小企業。

1つの企業や年度に対し、年間上限64万円または助成対象経費の3分の2まで助成金の支給が受けられます。

DXを進めるためのマネジメント講座や業務効率化のための講座など、対象はさまざまなので、受けられるかどうかチェックしてみることをおすすめします!

まとめ

「リスキリング」とは、職業や業務に関連した新しいスキルや知識を習得すること。

その取り組みをサポートするために支給されるのがリスキリング補助金です。

ひとことにリスキリング補助金といっても、対象や内容はさまざま。

意外に幅広いので、「もしかしたら自分も受けられるかも?」と思った方もいるのではないでしょうか。

リスキリングに取り組んでみようと思った方は、お住まいの市区町村の制度をチェックしてみましょう!

この記事もおすすめ

1.5℃ 目標とは何かわかりやすく解説!日本が取り組む内容は?