
「リスキリングで何を学ぶのがいいんだろう…?」とお悩みではありませんか?
スキルや知識を身につけたい気持ちはあるものの、何がいいのかわからないという方は珍しくありません。
また、企業側として「従業員に何を学んでもらうべきか」と悩むケースもあるでしょう。
そこで今回のテーマは、リスキリングで何を学ぶべきかについて!
リスキリングのメリットから推進の動きまで解説します。
何を学ぶべきかの詳しい分野や、おすすめの資格もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
リスキリングのメリットとは?

リスキリングには、どのようなメリットがあるかご存知ですか?
まずはリスキリングの必要性からチェックしていきましょう!
リスキリングが必要な理由
リスキリングが必要とされる背景には、人材不足が理由として挙げられます。
テクノロジーが日々進化しているのに対し、その変化に対応できる人材がなかなかいません。
リスキリングは、人材不足という社会の問題解消に有効であると考えられています。
企業と個人がリスキリングを行うメリット
企業がリスキリングで得られるメリットとしては、以下の通りです。
・従業員の満足度や生産性がアップする
・人材育成に効果的
・優秀な人材を確保できる
・新しいアイデアの創出
また個人では、以下のようなメリットがあります。
・転職に有利
・昇進の可能性がある
・知識の習得やスキルアップができる
・モチベーションアップ
企業も個人も様々なメリットが得られますね!
リスキリングによって変化に対応できるようになれば、手応えはより実感できるのではないでしょうか。
リスキリングで何を学ぶべき?

リスキリングは大きなメリットが得られるとわかったところで、何を学ぶべきかについてもチェックしましょう!
プログラミングなどITスキル
AIの進化が目まぐるしい昨今では、ITスキルを求められる場面が増えています。
新しいデジタル技術を理解し、活用できる人材は、重要視されているのにまだまだ不足。
個人においても、プログラミングなどのITスキルを身につけることで、スキルはもちろん、収入アップも期待できます。
データ分析
大量のデータから必要な情報を読み取り、営業や経営などの戦略に活かせる能力がデータ分析です。
デジタル化が進むにつれ、データも日々蓄積され続けています。
その量も膨大なので、活用できるスキルは身につけておくと重宝するでしょう。
マーケティング
商品やサービスをお客様に届けて、利益を生み出す仕組みを作れるのがマーケティング。
多様化が進む社会において、利益を生み出し続けるにはマーケティングのスキルが必要だといわれています。
宣伝や商品開発、市場分析など、幅広いビジネスシーンで活躍できるスキルです。
英語など語学
グローバル化が進む中、企業が海外進出したり、外国人の雇用が増えたりも珍しくありませんよね。
語学に長けた人材は、今後さらに重要視されると考えられます。
2-5:コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルはどの分野でも必要です。
良好な人間関係は業務をスムーズにし、発展にも役立つと考えられます。
キャリアアップにも役立つスキルです。
何を学ぶ?リスキリングのおすすめ資格7選

リスキリングをするのに、資格取得は有効な方法のひとつです。
目標がないと継続は難しく、結果スキルが身につかないことも考えられます。
ここで、リスキリングにおすすめの資格をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ITパスポート
ITに関する基礎的な知識があることを、証明できる国家資格が「ITパスポート」です。
IT系の国家資格は多数ありますが、その中で最も基礎的な資格といわれています。
難易度が低いともいわれていて、チャレンジもしやすいでしょう。
Di-Lite
先程ご紹介した「ITパスポート」に加え、「G検定」「データサイエンティスト検定」を取得すると「Di-Lite」の証明ができます。
「Di-Lite」とは、デジタルを使う人材であるために、身につけるべきデジタルリテラシー範囲のこと。
デジタル社会に順応できる重要なスキルといえますね!
データサイエンティスト検定
データサイエンティスト検定は、データ分析スキルの取得におすすめの資格です。
データサイエンティストに必要な、以下の3つのスキルや知識が問われます。
・ビジネス力
・データサイエンス力
・データエンジニアリング力
この検定を取得すると、データサイエンティストに必要な基礎的な能力や知識、リテラシーを持っていることが証明できます。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティングの実務経験がない方でも、チャレンジしやすいのが「マーケティング・ビジネス実務検定」です。
マーケティングに関する、汎用的な知識を身につけられます。
マーケティング検定
マーケティングの基礎の習得には「マーケティング検定」もおすすめです。
自身の業務成果を出すためだけでなく、就職や転職、昇進、起業などさまざまなビジネスシーンに重宝するスキルが身につきます。
TOEIC
英語力の判定において、世界共通の基準テストとして知られる「TOEIC」は、160カ国で行われています。
日本でも人気が高く、英語力の証明に役立ちます。
資格取得を通して、英語を身につけたい方におすすめです。
コミュニケーション検定
目に見えないコミュニケーション能力を、客観的に証明できます。
「コミュニケーション検定」は、話す・聞くという根本的なところから、社会の中で活きるスキルまで幅広く出題。
日本語運用能力の向上に適した問題もあるので、検定のために学ぶことでコミュニケーション力アップも期待できます。
リスキリング導入の推進・支援策

リスキリングで何を学ぶべきか迷う際には、政府や自治体が行っている支援をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ここではリスキリング導入の推進・支援策をご紹介します。
経済産業省のリスキリング推進
リスキリングは経済産業省も注目していて、以下のように様々な支援を行っています。
・キャリアアップ支援事業:社会人が新たな学びを求め、その後の転職をスムーズに進めるための支援を行う。
・第四次産業革命スキル習得講座認定制度:第四次産業革命の流れをキャッチアップするための支援策。教育訓練講座が中心となっている。
・デジタル人材育成プラットフォーム(マナビDX):デジタル関連の実践的な講座が無料で受講できる学習ポータルサイトの提供。
こうした推進の動きも上手く活用して、リスキリングできるといいですね!
リスキリングに関する助成金・補助金の活用
リスキリングにおいては、助成金や補助金を活用できる場合もあります。
たとえば、東京都では「DXリスキリング助成金」「社内型スキルアップ助成金・民間派遣型スキルアップ助成金」といった支援を実施。
地方でも実施されていて、自治体によって内容・要件は異なります。
ご自身にも活用できないか気になった際には、お住まいの市区町村ホームページをまずはチェックしてみましょう。
まとめ
リスキリングで何を学ぶかは重要ですよね!
自分の課題や取り組みたいことから、考えてみることをおすすめします。
また、確実にスキルや知識を身につけるには、目標を持って継続あるのみ!
そのために資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。